はじめに

伊藤忠、丸井も選出

伊藤忠商事は、順調に拡大してきた業績や企業価値について、健全な危機感を持ちつつ、いかに持続的拡大に繋げていくかの挑戦がよく伝わり、そのコアが人材戦略であることが上手く説明されています。サステイナビリティの可視化に取り組み、CEOメッセージに長期ビジョンが込められたこと、総合商社を見る上で重要な指標が充実していることなども評価されました。

丸井グループは、多様なステークホルダーと対話を重ねた成果を生かして丁寧に説明しており、目指す方向性や価値創造の目的、方法が確信につながっていると評価。実績や中期的な観点では主要なKPIを開示し、長期的な視点ではビジネスモデルの革新等を通じて収益構造の転換を図るストーリーを記載しています。


機関投資家は上記のような「統合報告書」に示された価値創造ストーリーを考慮して投資を決定しています。個人投資家もそのような動向を参考に「統合報告書」を眺めてみるのも良いのではないでしょうか。

<文:チーフESGストラテジスト 山田雪乃>

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