はじめに
最後に投資に回すお金を決める
最後に、先取り貯蓄の中から、投資に回すお金を決めます。
毎月の収入のうち 10% を投資に回すことが出来たら、30年程度でFIRE(経済的独立早期リタイア)が出来るというデータもあります。
当然、その投資金額やポートフォリオによっても変化はあっても、資産形成を考えていくためには重要な数値でないと考えて差し支えありません。
FIREの考え方においても、「継続的な投資」による時間分散的なリスク軽減の重要性を説いています。
いわゆる「ドルコスト平均法」で言われるように、毎月一定額の金額を投資していたら、安い時にはたくさん、高い時には少なく手に入れることになります。購入コストは平均化され、合わせて市場は拡大していくので、長期間保有することで極めて高い確率で運用益を得ることが出来る、というものです。
FIREにおける4%ルールを当てはめたら
前回の記事で、上記のような計算方法を用いて、投資リターンの4%という数字は、長期的には確率の高い数字であるとお伝えしました。
そこで、例えば今から20年間、平均4%の運用を続けた場合、どのくらいの効果があるのかを試算してみましょう。
だいたい、18年目で500万円の資産は倍になり、20年目でおよそ1,095万円になります。
当然、運用益には税金がかかってきますので、NISAなどを利用して税金の節約も同時に考えると、より効果的でしょう。