はじめに
若者人気NO.1は株式投資、続いて積立NISA
それでは「投資経験あり」と答えた若手は、どのような投資を行っているのでしょうか。投資先の人気ランキングを見ていきましょう。
43人中20名と、最も多くの人が株式投資を行っていました。2位の積立NISAと答えた8名の2倍以上の数です。株式投資は認知度が高い上に、10万円から買えて利益も見込めることから、投資初心者にも選ばれやすいようです。
また、2位の積立NISA、6位のiDeCoなど、ローリスク・ローリターンの投資に取り組んでいる人がいる一方で、3位FX、9位先物取引など、ハイリスク・ハイリターンの投資を行っている人もいました。全般的に若者は低リスク志向ですが、高リスクにチャレンジする人が一定数いることが分かります。
さらに、仮想通貨や不動産投資型クラウドファンディングといった新しい手法を行う人がいるのも特徴です。
「損失が起こりにくい」「少額で始められる」投資を希望
次に、投資経験あり・なしに関わらず、アンケート回答者の若者がどのような投資に取り組みたいと思っているか見てみましょう。
最も多かったのは「利益が少なくても損失が起こりにくい投資」で43名でした。ここでもローリスク志向が見られました。一方で、ハイリターンを求める「年利10%など、高い利回り」も9名。割合はローリスク:利回り=約4.7:1で、「ローリスク>利回り」の傾向が見られます。
次に多かったのは、「少ないお金から始められる投資」で32名でした。投資をしない理由として「お金がない」という理由を挙げていた人が多く、若者は投資に回す資金が十分でないこともうかがえます。他方で堅実さも感じさせます。