はじめに

一方で好調な業種は、スーパーマーケット、家電量販店、ホームセンターといったところです。これらの業種が好調な理由も非常にわかりやすく、「人々が自宅で過ごす時間が増えた」ことで新たな需要が生まれたということでしょう。

投資判断のポイントは今後同様の傾向が続くのかどうかというところにあります。今年の後半になれば日本でのワクチン接種も進み状況も多少は変わってくるでしょうが、人々が1度覚えた便利なライフスタイルを全く前の通りに戻せるかというとそうはならないでしょう。

今後もしばらくはこれらの勝ち組業種・負け組業種の差は広がったままになるかもしれません。さて、まもなく本格化する3月決算企業の決算発表はどのような傾向となるでしょうか。好調な決算と高値追いを期待したいところですね。

<文:マーケット・アナリスト 益嶋裕>

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