はじめに

学費は心配しないでも大丈夫?

まず、大きな支出と思われる、学費から考えてみましょう。2人のお子様は、高校までは公立を第一志望にされているようですが、公立高校に加えて、私立高校でも無償化がスタートしました。

対象となる世帯は、公立・私立ともに年収910万円未満の世帯で、公立では授業料の一部として11.88万円が支援されます。公立の学校の場合、費用的にも支援額で賄えますので、実質無償化となります。

一方の私立高校でも、11.88万円が授業料の一部として支援されています。ただ、所得によって支援額に違いがあります。私立の場合、実質的に無償化になるのは、年収590万円未満の世帯です。それでも支援があるのとないのでは大きな違いですよね。

利用するためには申請が必要になり、マイナンバーなどの必要な書類が学校に提出すればOK。2年目以降はマイナンバーを基に都道府県が確認作業を行うため、再申請は不要です。大学についても支援制度があります。利用できる大学も増えてきていますので、確認してください。

卒婚への意志は本当に固い? じっくりと二人ですり合わせを

相談者様が60歳になったら卒婚したいと考えていらっしゃるとのこと。国籍が違うことが理由ということですが、老後の生活について、夫婦で話し合いはされているのでしょうか? ご主人も納得されているのでしょうか?

卒婚をする理由は人それぞれです。夫婦それぞれに叶えたい夢があったり、ライフスタイルの違いから卒婚を希望する人はいます。ただ、まだ相談者様は40代です。決断が早すぎるように思います。

それでも、夫婦ともに卒婚を望むのであれば、それぞれどのように生活をするのか、話し合っておくことが大切です。

あわせて、預貯金についても名義人のみが使うのか、あらかじめ分割しておくのかのルール決めも必要になってきます。そのルールに従って生活をすることが卒婚です。

今まで通りの生活か? 卒婚か? どちらでもOKなように準備しておく

卒婚には、同居卒婚と別居卒婚があります。

同居をするのなら、家計費の負担方法をどのようにするのかを話し合っておかなければなりません。別居卒婚なら、どちらが家を出るのかを考える必要があります。もちろん、支出が抑えられるのは、同居卒婚です。

今すべきことは、今まで通りの生活でも卒婚でも大丈夫なように準備しておくことでしょう。

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