はじめに

大儲けを目指すよりも、年間4〜6%のリターンを目安に

先ほど、「銀行に100万円預けても利息は10円程度」と説明しました。では投資した場合、リターンはどれ程度見込めるのでしょうか。

牛山さんによると「年間4〜6%が目安」。つまり、100万円預けていれば4〜6万円の利益が出るということ。ですが、これは「毎年必ず4〜6万円をプラスにする」という意味ではありません。資産運用のための金融商品や、そうした商品を運用する会社をファンドと呼びますが、ここでは世界最大級のファンドを例に挙げて解説します。

下の図は、運用する資産が100兆円以上の「ノルウェー政府年金基金」。1998年にスタートし、約500人の専門家が運用に係っています。しかし、運用開始から2020年までの23年間のうち、リーマンショックが起きた2008年などを含めて5年間はマイナスが出ています。

「1年ではなく、長期のリターンに注目してください。23年間の平均を見ると、年6.3%のプラスになっています。23年間累積で見ると、運用資産が約4倍になる計算です」

当該データよりウェルスナビ作成

当該データよりウェルスナビ作成

世界最大級のファンドでも、長期間運用して得られるリターンは年間4〜6%程度。そのため、「他のファンドを選ぶ際も、このリターンを目安にすべき」と牛山さん。

「裏を返せば、これ以上のリターンが必ず出ると断言しているファンドは疑ったほうがいいでしょう。もし毎年必ず50%とうたっているものがあれば、一気に大損をしてしまう可能性も考えるべきです」

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