はじめに

老後資金は収支バランスで決まる

夢も希望もない話になってしまいましたが、それほど心配をしなくても大丈夫な人もいます。言っていることが矛盾しているように感じるかもしれませんが、老後資金の必要額は人それぞれなのです。

老後資金の必要額は、老後生活の収支バランスで変わってきます。

極論を言うならば、収支バランスが取れている人はそれほど老後資金の必要ありません。余裕資金プラス800万円あれば大丈夫でしょう。

たとえば、夫婦共働きであれば、厚生年金がダブルで受け取れるので、年金額の合計が月額35万円以上になるのではないかと思います。その場合、生活費も35万円以内ならば収支バランスが取れているので、老後資金を取り崩さなくても生活ができるということになります。ただし介護だったり配偶者の死亡などのトラブルに備える必要があります。そのための余裕資金は必須です。

逆に、毎月の年金額よりも支出が多い場合は問題です。この毎月の赤字額が大きいほど老後資金は多く必要になります。とくに国民年金だけという方は、注意が必要です。

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