はじめに
家具・家電用にも月1万円~2万円確保しよう
テレビ、パソコン、スマホ、冷蔵後、洗濯機、エアコン、ソファ、カーテン、自転車、ゲーム機など、どの家庭でも発生する家具や家電の買い替えについては、「ひと月当たり1万円~2万円かかるもの」と決めて、計画的に予算を確保しておくのがおすすめです。
あらかじめお金を確保しておくことで、急な買い替えが発生してもあわてずに対応できることが増えるでしょう。1人暮らしでシンプルな家具家電を好むなら月1万円。便利な家電を好むファミリーなら月2万円が目安になります。
臨時支出は別口座での管理がおすすめ
臨時支出は不定期に発生するため、生活費とは別の銀行口座にお金を置いて管理するのがおすすめです。臨時支出の計画表をもとに、毎月またはボーナスにまとめて臨時支出用の口座にお金を移すようにすれば、確実に臨時支出に備えることができます。
その際、病気やケガの医療費などの発生頻度が予想できない臨時支出に備えて、毎月5,000円や1万円など、「予備費」も加えて準備しておくとより安心です。
なお、教育費やマイホーム費用などの将来のための貯金についても、生活費や臨時支出とは口座を分けるのがおすすめです。貯蓄専用と決めた口座に自動積立などを行うことで、確実に貯めていくことができるでしょう。
臨時出費が多くてお金が貯められないなら?
臨時支出の計画表を作った結果、なかには「このままではお金が貯まらない……」と気づく人もいるでしょう。そのときは、臨時支出のリストの中からグレードダウンさせても構わない臨時支出を探してみましょう。
「自動車に乗る頻度が少ないので、カーシェアに切り替える」「子どもが成長したので、次は電動自転車ではなく普通自転車を買う」など、できるだけ生活に無理がないようにコストを下げる方法を考えてみましょう。費用が大きいものほど、見直し効果は高くなります。
また、普段の生活に影響しにくいのはレジャー目的の旅行費用です。無理のない予算内におさまる旅行先にすることで、旅行先でも安心してお金を使えるでしょう。
ただ、楽しみに使えるお金を予算ガチガチに固めてしまうのはつまらないものです。「ボーナスが多かった」「冠婚葬祭が少なく支出が抑えられた」など、予想より家計にゆとりができたときに使う「ごほうび臨時支出」もリストアップしておくと、前向きに家計と向き合いやすくなるかもしれませんね。
臨時支出の計画表を作れば、「予想外の支出があった」という事態は起こりにくくなります。臨時支出を「予定通りの支出」にすることで、予定通りお金も貯められる家計にしていきましょう。