はじめに

2021年から企業年金が合算された数値に

企業年金の制度がある会社に勤務した方は、企業年金からも年金が受け取れます。

この金額は、今まではねんきん定期便には反映されず、企業年金基金連合会に照会するなどしなければわかりませんでしたが、2021年4月からは一般厚生年金期間の報酬比例部分に含まれるようになりました。

昨年のねんきん定期便と比較して年金見込み額がグッと増えた方は、企業年金の合算が原因かもしれませんね。

企業年金は、公的年金とは別に、企業が従業員の老後のために独自に設けている年金です。そのため、ねんきん定期便には反映されてこなかったのですが、受取る側にしてみれば公的年金と一緒に分かるのであれば便利です。

企業年金がある会社に勤務したことのある人は、短期で退職しても受け取れる場合がありますのでしっかり確認しておきましょう。日本年金機構と企業年金連合会は、厚生年金基金加入期間がある方のデータの突き合わせ作業を進めています。

これまでの働き方、年金の加入状況などを思い返して、不明なことがあったら早めの確認が大切です。将来受け取れる大切な年金ですから、面倒がらずにしておきたいですね。


ねんきん定期便でわかる確実に受け取れる老齢年金。この収入を大きな柱として、ライフプランを考えていきましょう。公的年金と企業年金だけでは不足だと思ったら、貯蓄やiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)などの加入などを組み合わせて老後の資産形成をしていきましょう。

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