はじめに

リモートデスクトップ攻撃が3倍以上に

注視すべき変化としては、リモートデスクトップの実現に欠かせない通信プロトコル「Remote Desktop Protocol(RDP)」に関わる攻撃の急増もあります。

2020年の1月から11月にかけて確認されたRDP攻撃の件数は、33億回におよび、2019年の9億6,900満開に比べ241%もの増加を記録しました(※8)。その理由は、COVID-19対策でリモートワークが推奨され、RDPを使う人が増えた影響と考えられます。

出典:アトラスVPN / Remote Desktop Protocol attacks surged by 241% in 2020 - Atlas VPN

リモートデスクトップは、マイクロソフトがクラウド版「Windows」という位置づけの「Windows 365」を提供開始するなど、今後ユーザーが増えるであろう注目サービスです。これからRDPは、ますます攻撃対象として選ばれるようになるでしょう。OSを常に最新状態へアップデートするなど、今まで以上に慎重な対応が求められます。

※8 アトラスVPN『Remote Desktop Protocol attacks surged by 241% in 2020 - Atlas VPN』,https://atlasvpn.com/blog/remote-desktop-protocol-attacks-surged-by-241-in-2020

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