はじめに

1500万円くらいのマンションなら購入可能

もし、現段階でマンションを購入する場合、家賃6万円と同等のローン負担で考えると、

・借入金額1,500万円、金利0.5%、期間20年、月々返済6万5,690円/月

となり、大体1,500万円程度の中古マンションを購入すると、65歳までに返済完了する計算となります。今のご年収であれば1,500万円の住宅ローンは組めると思いますが、エリアや物件の築年数によって、リタイア後も住み続けられるかどうかも含めて検討する必要があります。

仮に住宅ローンを返済しても管理費や修繕費用は掛かりますが、賃貸の場合と同等の貯蓄が出来ていれば、再来年からリタイア後もずっと賃貸で住み続けるよりは、負担が少なくなる可能性もありそうです。

リタイヤ後の生活を描いて、戦略的にプランを練って

今回、一定の仮定のもとシミュレーションしてみましたが、これらを参考に、ご自身の理想とする将来のライフプランを実現するために、今の生活を抑え貯蓄を増やしたり、運用の利回りの目標などを設定すると効果的です。

その為にも、ぜひご自身が今後どのような生活を実現したいか、リタイア後の生活も具体的にイメージしてみてください。リタイアまでまだ20年近くあります。既にiDeCoもスタートしており、将来に向けての準備をされているのは素晴らしいことです。その中でどのような運用を行うのかによって、将来受け取れる金額が変わってきます。ご自身が求める生活を送るために、どれくらいの利回りが必要なのか、それを実現するために抱えるリスクについても理解した上で戦略的な運用が重要となります。

ぜひ、この機会にご自身の生活を整理し、今後の為の準備を一つずつしていきましょう。

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