はじめに
保険の金額は教育費に相当
なお、保険は貯蓄と考え、運用金額や上記の試算部分には入れておりませんが、仮に月5万円、年間60万円として15年後には今の保険料支払総額も考慮すると、1,500万円ほどになります。教育資金がどの程度かかるかにもよるものの、一般的な大学進学であれば1,500万円あればそれまでの教育費はまかなえると考え、相殺して検証しました。この部分は運用を前提としておりません。
リタイア時期を早めることは可能だが、欲張らずに
今の世の中、70歳前後でも働いている人は多くなっており、60歳でFIRE実現でも私は早期リタイアと考えます。無理のない、着実な資産形成がよろしいかと思います。もし、運用がうまくいき、年5~6%のリターンが見込めるといった場合には、さらにリタイア時期を早めることは可能です。とはいえ、欲を出して運用で失敗しては元も子もありませんし、この試算でも十分リスクはとっています。株価が大きく下がるなどチャンスと思われる際には、前倒しして買い増しをするなどの検討はあってよいと思います。また、投資信託の場合、信託報酬といった経費がかかりますので、その点も考慮しなければなりません。この他、半年に一回程度見直しをすることも忘れないでください。
あとは実行するのみです。是非計画的なFIREを実現してください。
連載「みんなの家計相談」でお悩み募集中!読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答えます。相談はこちらから。