はじめに

日本株が米国株を上回るパフォーマンスに?

その中で、日本株は相対的に堅調な上昇となると考えます。昨年は米国株がS&P500指数で見て25%、円ベースでは実に40%を超える上昇となったものの、日本株は日経平均株価で5%程度の上昇にとどまるという、歴史的なパフォーマンス格差となりました(日本時間2021年12月30日15時時点)。

この理由としては国力や企業が生み出すイノベーションの差などさまざまなものが挙げられますが、ここまで大きく差がついたのは米国の株式市場ではテック、ヘルスケア、コミュニケーションサービスというコロナによって恩恵を受ける業種が半分以上を占めるのに対して、日本では製造業が6割という構造の違いが挙げられます。

また、日本では賃金・物価の上昇圧力も米国と比べて限定的で、中央銀行による利上げは議論の俎上にも載っていません。長期的には米国株を通じた革新的な企業への投資は魅力的ですが、こと2022年に限って言えば、日本株は米国株を上回るパフォーマンスになると予想します。

これまでは株価指数全体の上昇に伴い、多くの投資家が利益を上げる状況が続いてきました。しかし、今年はインフレの動向や中央銀行の金融引き締め、政府による増税の動きを見ながら、局面によって選別が求められる展開になると筆者は予想します。

※内容は筆者個人の見解で所属組織の見解ではありません。

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