はじめに
ダイレクト型保険
代理店型保険とは逆で、インターネットなどで加入が完結する保険のことを指します。
最近では、テレビのCMなどで「インターネット見積もりは3分で完了!」などと言っているのを見たことがあるかもしれません。TVCMや、インターネット広告でも目にすることが増え、認知度も上がってきました。
コロナ禍で加入件数を伸ばしたのも、この「ダイレクト型保険」です。
実際に簡単な見積もりであれば「3分で完了」も大げさな話ではありません。何より、人を介さないため、人件費がかからず保険料が割安というのは一番の魅力です。
ただ、「人を介さない」分、自分ですべての内容を決めなければならないので、それなりに保険に対する知識が必要です。誰が加入しても内容が同じ、といった商品であればわざわざ窓口に出向かずとも、「ダイレクト型」で済ましてしまう方が効率の面から考えても軍配が上がるでしょう。
ですが、「万が一」や「病気」に備えるための保険。自分の「健康」に関する情報も保険会社からすると、加入可否を左右する一番重要な判断材料です。
意図的ではないにせよ、申込時にこの健康に関する情報の告知に虚偽があった場合、実際に保険を使う場面にもかかわらず、給付が受けられない、ということにもなりかねません。
申し込みはそれなりに慎重を期す必要があります。
■メリット
・「代理店型」と比べると人件費がかからないため保険料が割安
・加入内容が決まっていれば、10分程度で手続きが終わる
■デメリット
・保障内容や、保険金額など全てを自分で決めるため、ある程度の知識が必要
・商品の比較をするために、複数の保険会社、または比較サイトを見なければならないため結果的に時間がかかる場合がある
・申し込み時の注意点や、不備に気づきにくい
「商品を比較・検討したい」「専門家からアドバイスをもらいながら加入したい」という方は代理店型を、「すでに加入したい内容が決まっている」「自分の時間の都合に合わせて加入手続きをしたい」という方はダイレクト型、など加入できる保険の種類や、ご自身の優先順位(保険料なのか、充実したサポートなのかなど)に合わせて、加入経路を選択するのが良いでしょう。
何かあった時のアクシデント対策として「保険」は役立つ商品です。とはいえ、まずは健康第一。保険を考えるのと並行して自分や家族の「健康」にも意識を持てるとより万全な体制が整えられそうですね。