はじめに

2021年12月27日、楽天銀行は預金金利を下げ、楽天証券は保有している投資信託に付与するポイントを大幅に少なくする、というニュースが飛び込んできました。

楽天経済圏(楽天の各種サービスを利用してお得に楽天スーパーポイントを貯め、お得にポイントが貯まるSPU=スーパポイントアッププログラムを利用すること)の住人の間で衝撃が走ったこのニュース、今回はその変更内容を確認し、どのように対応したら良いかを考えていきます。


付与ポイント数の変更、どう変わった?

2021年は楽天経済圏のポイント付与率が大きく変更された年でした。楽天ゴールドカードは、4月にポイント還元率を4%から2%に変更となり、楽天でんきや、楽天TVなどがSPUの対象から外れるなど、ポイント倍増がしづらくなりました。また、楽天の目玉キャンペーンである「お買い物マラソン」も付与されるポイントの上限が10,000ポイントから7,000ポイントに引き下げられました。

2021年8月までの変更については、「『楽天経済圏』とは?“最新版”ポイントを増やすコツ」でも解説しています。今回は、楽天経済圏の中でも中核を担う楽天銀行と楽天証券のポイント付与方針変更です。

これまで楽天銀行では、楽天証券と自動入出金(スイープ)設定=通称マネーブリッジをして口座間のお金の移動をしやすくすると、普通預金の金利が残高に関係なく0.1%(税引き後年0.079%)でした。大手銀行の0.001%や0.002%という超低金利と比較すると、50倍から100倍金利が高いことになります。

しかし今回、2022年4月1日以降は普通預金金利0.1%が適用されるのは300万円までが上限となり、300万円を超える部分には0.04%(税引き後年0.031%)となる変更が発表されました。

今までは、仮に1,000万円の預金を楽天銀行にしていた場合は、年に1万円分の利息がついていました。今回の変更で、1,000万円預金していても、年間の利息は300万円×0.1%+700万円×0.04%となり合計5,800円に減ってしまいます。

楽天証券では2022年4月から、保有する投資信託に対して付与するポイント条件を変更します。これまでは「投資信託資産形成ポイント」「楽天銀行ハッピープログラム」のどちらかを選択し、保有投資信託の残高に応じてポイントが付与されていました。

特に有利なハッピープログラムを選択していれば、投資信託の残高10万円ごとに最大で3~10ポイントが継続的に付与されていましたが、4月以降は両制度とも廃止になり、月末時点の投資信託の残高が「はじめて」一定の額に達した際にポイントが付与されることになります。

例えば、「300万円分の投資信託を持っている人」であれば、それ以上積立をしなくても、毎月90ポイントから300ポイントが付与され、年間で1,080~3,600ポイントを得られましたが、今後はこのポイントがなくなります。新しい制度では、さらに積立をして初めて残高が400万円を超えた時に100ポイントが付与されることになりました。

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