はじめに

カテゴリー別、お得なクレジットカードを紹介

クレジットカードの見直しをする際に抑えておきたいのが、カードは「よく使う場所でお得になる1枚」を選ぶこと。なぜなら一口にクレジットカードと言っても、支払い先や利用場所が違えば得られる特典や還元率は大きく違ってくるからです。特典やポイント還元の恩恵を最大限受けるには、自分のライフスタイルをよく考えて、最適な1枚を選ぶことが大切です。

そこで、カテゴリー別に現時点でお得といえるカードを紹介します。

■スーパー&コンビニ編

スーパーやコンビニで使用するクレジットカードを選ぶとき重視したいのが、「会員特典」。スーパー系のカードのポイント還元率は総じてあまり高くないので、会員特典に注目しましょう。

●「イオンカードセレクト」は、基本の還元率は0.5パーセントですが、イオンに加えて、ダイエー、マックスバリュなどのイオングループの店舗で利用するとポイントの還元率は1パーセントになります。また、毎月20日と30日にイオングループの対象店舗で買い物代金が5パーセントオフ、10日はポイントが5倍に。また、イオンシネマでの映画鑑賞料金がいつでも300円引きになるなど、会員特典が魅力的です。

「イオンカードセレクト」からWAONにチャージし、支払いはWAONで行うことで、ポイントの2重取りもできます。

●「三井住友カード(NL)」は、基本の還元率は0.5パーセントですが、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの大手コンビニ3社とマクドナルドの決済では、常時2.5パーセント還元されます。

Visaのタッチ決済、Mastercard®︎コンタクトレスを利用して支払った場合は、還元率が最大5パーセントになります。また、これ以外にも対象店舗から自分の好きなお店を選ぶことができ、選んだ店舗での利用は、還元率が1パーセントになります。選べる店舗は、コンビニからスーパー、ファーストフード、カフェなど幅広く、自分のライフスタイルに合わせてカスタマイズできます。

■ネット通販編

新型コロナの影響でお家時間が増え、最近は、食料や日用品などをネット通販で購入している人も少なくないのではないでしょうか。大手の通販サイトでは、公式カードを発行しています。公式カードを自社通販サイトで利用すると獲得ポイントが数倍アップするケースがほとんどです。

●「楽天カード」は楽天市場の公式カードです。基本の還元率は1パーセントですが、楽天市場で使うとポイント還元率は3パーセントになります。さらに、スーパーポイントアッププログラム(SPU)を利用することで、効率よくポイントが貯まります。楽天カードの利用で、+2倍なので、通常のショップポイント+1倍を含めて、ポイントは常時+3倍に。さらに、楽天モバイルや楽天ブックスなどの利用で最大+15倍になります。

●「Amazon Mastercard」、「Amazon Prime Masterカード」は、Amazonの公式カードです。こちらのカードは、昨年11月にリニューアルされました。

2つの違いは、申込時点で「Amazonプライム」に加入しているかどうかです。「Amazonプライム」に加入していない場合は「Amazon Mastercard」、「Amazonプライム」に加入している場合は「Amazon Prime Masterカード」が発行されます。以前は年会費があったのですが、新しいカードは年会費が無料になっています。その代わり、ゴールドカードが廃止になり、ゴールドカード限定で用意されていたAmazonプライム会員権はなくなりました。

とはいえ、「Amazon Mastercard」を使用してアマゾンで買い物をすると、1.5%の還元率になり、「Amazon Prime Master」カードを使用してアマゾンで買い物をすると、2%の還元率になります。ただし、旧ゴールド会員は、プライム会員を継続すれば、還元率は以前の2.5%になります。また、コンビニでの買い物は、以前は、1%還元でしたが、リニューアル後は、1.5%の還元率になっています。

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