はじめに
もう少し積極的に運用していくとどうなるか?
現在は貯金総額5,800万円、投資総額2,900万円ということで、かなり安全資産の割合が高い状況かと思います。もう少し積極的に運用していくとどうなるか計算してみたいと思います。
今後のライフイベントを考慮して、貯金は1,800万円のみにし、4,000万円を投資に割り当てていくと仮定してみます。一度に4,000万円を投資するのはタイミングもありますので、ドルコスト平均法で年間1,000万円ずつ、4年間にわたって積立投資をしていくことにします。
すると次のように、84歳時点での資産総額が3,500万円近く改善することが見込まれます。勤労収入などの部分は何も変えず、あくまで手元のお金にもう少し積極的に働いてもらうことで、このような改善が期待できるわけです。
運用利回りを2%とした場合は?
ここまでは運用利回りが4%と仮定していましたが、さらに保守的に2%の場合で計算すると次のようになります。
4%の場合である1億7,755万円と比べると、8,000万円近く低い9,698万円となりますが、その後の人生を送る上でお金の面で困る可能性は低いと思われます。
なお、新規の投資については投資信託などの有価証券ではなく、すでに保有されているような不動産へ資金を投じていくことも選択肢になるかと思います。
いずれにしても、投資にはリスクがありますので、これはあくまでシミュレーション上の計算であることはご理解いただければと思います。