はじめに

どんな資料で勉強するの?

とはいえ「受ける側」は期待していても「授業をする側」、先生は大変ですよね。

自分で運用をしている人であれば、ある程度なじみの用語が出てきたり、すでに知っている内容もあるでしょう。その場合は生徒たちに興味を持ってもらえるような授業ができるかもしれませんが、「そもそも全くの初心者」という先生ももちろんいるでしょう。むしろ、教え方の工夫どころか「私に教えて!」と思っている人が多数かもしれません。

そんな先生や、もちろん高校生に向けて「金融庁」が高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」として、とても分かりやすい資料や動画を公開しています。

ダイジェスト版だけでも十分に初級編として学ぶことができるので、ぜひ一度のぞいてみてください。私もファイナンシャルプランナーとして、企業様向けに金融リテラシー向上のためにセミナーを行っていますが、参考に使いたいと思うほどとてもわかりやすくまとめられています。

具体的になにを学ぶの?

では実際にどのような内容を学ぶのか見てみましょう。

■家計管理とライフプランニング
毎月の収支を把握したうえで、自分の将来したいこと「ライフプラン」に向けてどのような準備が必要なのかをイメージしてみよう

■使う
本当に「必要」なのか「ほしい」だけなのか、優先順位をつけ賢くお金を使おう

■貯める・増やす~資産形成
金融商品の特徴を知り、将来の目的に応じて使い分けながら貯蓄できる仕組みを作ろう

■備える
さまざまなリスクに備えるための「保険」には種類があることを把握し、自分にあった組合わせで活用しよう

■借りる
「良い」お金の借り方(奨学金や住宅ローン)、「悪い」お金の借り方(消費者ローン、カードローン)の違いを理解しておこう

■金融トラブル
被害にあわない為の考え方、また、あってしまった時の相談窓口を知り自分を守れるようになろう

お金のことを考える上で、どれも不可欠な内容です。基本的な知識ですが、改めて大人でも確認しておきたいことばかりです。

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