はじめに

私立の学費を出すには貯金不足

家計状況を拝見すると、わずかに黒字の状態。ですが、貯金は生活費の5か月分少々で、「生活防衛資金」に足りていません。

中学校の年間学納金は、学校にもよりますが、初年度でおよそ120万円前後かと思います。2年目はもう少し安くなるかもしれませんが、もし、今の塾代を学校納入金にシフトして納入していくにしても、毎月6万円分を1年分で、約72万円しか準備できません。不足する金額は、家計を絞ったり、ボーナスの使い道を検討してねん出しなくてはなりません。

もし、やりくりでカバーできなければ、十分ではない生活防衛資金を切り崩さなければならなくなります。そうなると、もしご夫婦のどちらかが失職したり、ご病気をされたりし、収入が十分でない時期が続くと、生活も学校の継続も難しいということになりかねません。そのような事態を防ぐためにも、今のうちから毎月の黒字額を増やす、貯金を増やすことに取り組むべきです。

入学にあたっては、学校納入金だけではなく、パソコンやタブレット代、制服代や鞄など学用品代などが入学時には必要ですし、毎月では交通費や間食代などが必要になることも多く、意外とお金がかかります。

毎月かかる生活費を小さくしておくと、こういった支出にも対応しやすくなります。支出の一つずつを見直し、食費や日用品代、通信費やその他の費目に含まれるような支出の改善策を検討し、実行していきましょう。

高校に入学すると、負担は楽に

ご存知かと思いますが、私立中学校の授業料に関する補助はありません。収入に関係なく、入学したら全額自己負担となり、3年続きます。

ですが、高校生になると「高等学校等就学支援金制度」が使えるようになります。所得制限があり、使えるかどうか、いくら補助されるかは、区市町村民税課税額で判定されます。

私立高校の支援金額は、国(文部科学省)の上限は39万6,000円ですが、各自治体ではこれに独自で上乗せをしているケースも多く、東京都なら国より9万3,000円多い46万9,000円が上限ですが、在学校の授業料分しか使えません。

これが利用できると、このほかにかかる設備費等も併せた、本来かかるはずの年間の学校納入金の半分ほどを納めれば済むイメージとなります。

中学校のうちに学費をねん出しながら貯金もできる家計づくりをしておくと、高校に入ってからは今まで授業料として積み立てる予定だった金額を貯金に回すことができ、大学進学に向けての資金作りもしやすくなります。こうしたことからも、今のうちに支出を小さくした生活を習慣化させておくメリットがあることがわかるでしょう。

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