はじめに

「変動費」は一週間単位で予算を決めるのがオススメ

家計をコントロールするには、家計を「変動費」と「固定費」に分けて仕分けすると改善しやすくなります。とくに、食費や交際費、日用品、趣味などの変動費は、1週間単位で予算を決めてコントロールすることで改善しやすくなります。

とくにキャッシュレスでおすすめなのが、プリペイドカードです。毎週定曜日に一定額をチャージして、その中で1週間の予算を決めて使えば支出と残額をコントロールしやすくなります。

もし1週間の内に予算をオーバーする使い方をした場合は、翌週のチャージ金額を減らすことで調整していきます。1カ月単位で支出予算をコントロールしようとすると、どうしても給料日直後に利用額が多くなり、月末になると緊縮財政になる傾向があります。1週間でコントロールし、翌週でリカバリーする癖をつけると、結果的に1カ月全体の予算コントロールがしやすくなると思います。

固定費の見直しは基本

ご相談に合わせて、キャッシュレスでの変動費のお金の管理方法を中心にお答えしましたが、家計全体を見渡すと、固定費の支出が多くなっています。特に保険3万円と通信費の5万円は非常に高いので見直しするとよいでしょう。

家計簿アプリで何にいくら使っているのかを把握して、高すぎる支出を見直すのは変動費も固定費も一緒です。キャッシュレスで生活ができているのであれば、キャッシュレスの最大のメリットである支出の自動把握と見直しをして、問題を改善していくとよいでしょう。毎月払うことが当たり前になっている支出こそ、見直せば大きな改善につながりやすいものです。どこか参考になれば幸いです。

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