はじめに

インバウンド銘柄とは?

訪日外国人数に比例して人気となり、売り上げ増など経済効果考えられる銘柄のことを「インバウンド銘柄」と言います。インバウンド関連銘柄は2020年以降軟調で、コロナ禍の打撃を最も受けたテーマ株の一つといえますね。

どのようなビジネスがインバウンド関連かというと、まず交通。関連銘柄としては飛行機や鉄道関連で日本航空(9201)やANAホールディングス(9202)、JR各社などがあります。駅で買うお土産に強みのある寿スピリッツ(2222)や、帝国ホテル(9708)など宿泊するホテル、共立メンテナンス(9616)などの旅行会社もインバウンド銘柄です。

そしてお買い物先の百貨店や家電量販店、ドラッグストアなどもインバウンド関連といえます。高島屋(8233)や「GINZA SIX」を展開するJ.フロント リテイリング(3086)、三越伊勢丹ホールディングス(3099) 、関西で百貨店を展開するエイチ・ツー・オー リテイリング(8242)、ディスカウントショップ「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)などがあります。

そして海外、特に中国人観光客の方に人気だった化粧品メーカーも押さえておきましょう。資生堂(4911)、コーセー(4922)、北の達人コーポレーション(2930)など。ほかにも自動通訳機「ポケトーク」を手掛けるソースネクスト(4344)や、人気キャラ「キティちゃん」やテーマパークで人気のサンリオ(8136)などもインバウンド関連銘柄といえます。

インバウンド関連銘柄を物色してみるのも一考かもしれませんね。ぜひご自身でも、旅行の時に何を使うか・何をするかなど、想像しながら関連銘柄を調べて見てください。

5月30日週「相場の値動き」おさらい

先週はダウが8週連続の下落からようやく上昇に転換しましたね。そこから相場全体として流れが変わってきたようにも見えます。

FRBの金融引き締めのペースに対する懸念は根強く、雇用統計の前哨戦と言われるADP雇用統計では非農業部門雇用者数が12万8,000人増と前月、市場予想を大幅に下ぶれたことで懸念が和らいだものの、6月 3日(金)の米労働省が発表する雇用統計を受けての週末の米市場の動き、週明けの日経平均の動きをしっかりとチェックしておきたいですね。

6月 3日(金)の日経平均株価は前日比347円69銭高の2万7,761円57銭、5月 27日(金)は前日比2万6,781円68銭でしたので週間では979円89銭の上昇でした。

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