はじめに
経済正常化へ、恩恵を受ける企業は？
日本においても新型コロナウィルスの感染者数は依然として、連日2,000人を超えていますが、以前に比べて経済の正常化は進んでいるように感じます。6月4日(土)の日経新聞に、政府内で観光需要喚起策「Go To トラベル」を6月末～7月にも再開する案が浮上してきたと報じています。また、東京都は、都民を対象にした旅行割引キャンペーン「もっと楽しもう！TokyoTokyo」を6月10日(金)正午より実施します。
経済正常化が徐々に回復している事が先週に発表になった百貨店や衣料品、外食産業の月次報告書からも見てとれます。
例えばユニクロを展開するファーストリテーリング（9983）は、5月の月次動向で既存店売上高が前年同月比17.5％増となった事を発表しました。百貨店の三越伊勢丹ホールディングス（3099）は5月の既存店売上高が64.3％増、高島屋（8233）が63.3％増になったと発表しています。そこに、外国人観光客の受け入れ再開や「Go To トラベル」再開で更に恩恵を受ける企業が出てくるのではないかと思います。
2年の間、新型コロナによって移動制限や消費を我慢していた人々が、ようやく少しずつ動きが出してきたように感じます。
最近のニュースでは年内の値上げが1万品目に達し、家計を圧迫するなど暗い報道を目にする事もあります。
反面、経済正常化によって企業収益が拡大するなど明るいニュースがある事も忘れてはいけないと思います。
