はじめに

FIREするまでにあといくら必要?

単月収支はわかりやすく記載していますが、ボーナスの収入金額がわからず、また特別費の記載が無いので、細かいライフプランを組めません。しかし、仮説を立てながら貯蓄と投資の推移を検証したいと思います。

FIRE(Financial Independence, Retire Early〜経済的自立と早期リタイア〜)の通説は、年間支出の25倍の資産を作り、それを株式50%債券50%で運用しながら、年間でその4%未満を取り崩しながら生活するというもの。

現在の月間支出目安は15万円と記載がありますが、それぞれの支出を合計すると16万8,000円となるので、こちらを採用します。単月支出16万8,000円の12倍で年間支出は201万6,000円となります。また、仮に特別費用が年間約50万円かかるとすると、250万円で生活していることになります。

250万円の25倍は6,250万円となり、現在3,500万円の資産との差分は2,750万円となります。

年間60万円の収入があるサイドFIREであれば、250万円−60万円で190万円の25倍となります。つまり合計4,750万円があればよいことになります。現在3,500万円の資産があるので、残り1,250万円が貯められればよいということですね。

残りの金額はいつ貯まる?

サイドFIREを目指し、残り1250万円を確定拠出年金や個人年金積立を除いた投資と貯蓄で作った場合を計算します。

毎月の積立額を、積立NISA3万3,000円、特定口座約5万5,000円、毎月1株VTI(計算上VTIの価格を約195ドル×1ドル130円)約2万5,000円に、元々の780万円の投資資産も合わせて5年間5%で運用できたとすると、約1,750万円になります。約1,000万円増えたことになりますね。ここに、現金で60万円を5年間積み立てた場合の300万円を足して約1,300万円となり、1,250万円を超えることになります。

目標金額が貯まった時点で、株50%、債券50%に資産をアロケーション(配分)していくとよいでしょう。

また、この他にも保険を毎月2万円積み立てているので、保険をやめて貯蓄に回せばもう少し早く目標額を貯めることもできるかもしれません。終身保険の実態は、手数料の高い投資信託と、効率の悪い生命保険の抱き合わせ商品になっていることがあります。保険は安全なイメージがありますが、途中解約でペナルティとして高い手数料が取られてしまうこともあり、使い勝手が悪い面も多いです。解約返戻金がそれほど低くなければ解約して貯蓄や投資に回していくほうがよいでしょう。特にドル建て終身保険の場合、円安が進んでいれば為替の影響により円での返戻金が多くなりやすいのでやめ時と言えます。

話は戻りますが、全体として問題なく貯蓄と投資が続き、想定の運用利回りがでていれば5年でサイドFIREが可能になりますね。

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