はじめに

ライフイベントを書き出した表を作りましょう

できれば向こう10年のライフイベントを年ごとにプロットした表を作り、特別費として発生する可能性のある費用を洗い出しておくとよいでしょう。おすすめはエクセルなどの表計算ツールをつかい、家族全員の年齢推移をつくって、何年後に何歳になっているのかを実感することです。現在9歳のお子さんがいらっしゃいますが、9年後には18歳になっており、大学受験をしているかもしれません。このリアルな実感を持つことができると、必要な支出分は現金で貯める習慣ができると思います。

逆に言えば、運用に回してよいのは、10年以上は使わないお金です。現金の必要額は人により異なります。「現金比率」という割合で考えるのでなく、ご自身にとっていくら必要かを計算し、残りを投資に回すと安心感をもつことができるでしょう。

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