はじめに

日本で貯蓄がまったくない人はどのくらいいるのか?

富裕層とは真逆の人が圧倒的に多いのが今の日本です。毎日の生活がカツカツで貯蓄がまったくない。もしも仕事を失ったら、食べていくのにすぐに困るという人。日本の現役世代の3割近くは貯蓄がゼロ。貯蓄100万円以下の世帯まで入れると3分の1以上です。こちらがメジャーです。

これらの人たちがまず望むことは一発逆転ではなく、生活の安定でしょう。急に仕事を失ったとしても数年間は食べるのに困らない生活を手に入れてほしいです。こういう方たちが、100万円の貯蓄があったとしても、それを株式投資など減らすリスクのあるものに投資することは正しい選択でしょうか?

もしも、カツカツの生活からの脱却であれば、まずは手元の虎の子の100万円の貯蓄は確実に守る。少しでも安全に増えるところ以外は手を出さないはずです。

このような人たちが、今の時点ですべきことは、生活の見直しと生きていく上での知識と知恵を身につけること。そして、毎月少しずつでもいいので貯蓄を増やしていくことです。生活に余裕ができ、貯蓄も十分に増えてから投資に手を出すべきだと思います。

今の仕事を失ったら来月から食べるのに困る。そういうお財布事情だと、ブラック企業でこき使われても、モラハラやセクハラに悩んでいるとしても、退職はもちろん、転職さえなかなか踏み出せないものです。それでは、現代の奴隷です。

そんな奴隷のような仕事から抜け出すこと。人間らしく笑顔とともに暮らす。時には少し高いスイーツを楽しみ、値段でなく気に入った洋服を買い、年に1、2回は旅行を楽しむ。子どもが希望するなら稽古ごとなどをさせてあげられる。そんな暮らしのための経済的な安定を手に入れてください。

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