はじめに
格言3:麦わら帽は冬に買え
3つ目は「麦わら帽は冬に買え」という格言です。意味は人が注目する前に買えば、株は儲かるということです。今年は6月中旬から6月下旬にかけて、日本各地で6月の過去最高気温を更新しました。本格的な夏を前に、飲料水やビール、日傘の売り上げが伸びる可能性が高いことから、関連企業の株価が上昇する場面がありました。
このような銘柄を誰も注目していない時期(冬)に株を購入しておき、注目されて株価が上昇した時に売却するという手法です。当然、冷夏なども考えられるだけに、毎年当てはまる訳ではありません。逆に冬に流行りそうなレジャー関連などの銘柄を夏場に仕込むことも同様です。
その他では、注目を集めているゲームの発売やノーベル賞の発表に合わせ、事前に株を購入し、来るべき時を待つ方法です。
格言4:漁師は潮をみる
最後は「漁師は潮をみる」という格言です。意味は漁師が気象や潮の流れを注視するのと同じように、株式投資は相場の流れを掴み、波に乗らなければならないということです。
私達が生きていく上でも、リズムがあると思います。良いリズム、悪いリズム、日々違っているでしょう。株の取引をする上でも、常に流れを感じる事が非常に重要と思います。
良い流れを大事に、絶対にその流れを逃さないように心がけたいです。もし流れを見失ったら無理をせず、一度俯瞰して、改めて相場に向かい合います。値動きの激しい相場環境で、悪いリズムは常に隣り合わせです。その様な波にのまれる危険性があるという事を忘れずに相場とは真摯に向き合う事が必要です。