はじめに

日経平均構成銘柄のうち今年の株価下落率が大きい銘柄

続いては残念ながらパフォーマンスが冴えない下位20銘柄を見ていきます。下落率ワーストトップは楽天グループ(4755)の-43.7%でした。楽天グループは携帯事業の巨額の赤字が嫌気され、非常に大きく下落しています。また、上述した米金利の上昇でITを中心としたグロース企業が売られていることも要因の1つでしょう。その他の下落率が大きい銘柄を見ても、IT・半導体といったコロナ禍で株価が大きく上昇した銘柄の反動が目立っています。やはり今後の株価も米金利の動向がキーポイントになってきそうです。

肝心の下半期以降に期待できる銘柄ですが、コロナ次第で時期がブレる難しさがあるものの、筆者は継続して今年後半・来年はインバウンド(外国人観光客)関連が最も期待できると考えています。ホテル、ドラッグストア、鉄道、航空、観光、飲食などコロナ禍で非常に厳しかった各種業種が、いよいよ復活の時を迎えるのではないでしょうか。

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