はじめに

政府からもらえる「節電ポイント」にも注目

電力供給がひっ迫し、節電が呼びかけられる状況のなかで、政府は節電に協力する家庭に「節電ポイント」の付与を行います。

節電ポイントがもらえるのは、電力会社などの節電プログラムに参加する家庭です。

電力会社では、たとえば、

  • 東京電力エナジーパートナー「夏の節電チャレンジ2022」
  • 東京ガス「節電チャンスタイム」
  • 関西電力「夏の節電プロジェクト2022」
  • 中部電力ミライズ「NACHARGE(ネイチャージ)」
  • ソフトバンクでんき「節電チャレンジ」

といった節電プログラムを展開しています。いずれも、指定の日時に一定の節電を行なった場合にポイントがもらえるプログラムです。

これらの節電プログラムに参加した世帯に対して、政府が節電ポイントとして、一律で2,000ポイントを付与します。また、冬にも電力がひっ迫することから、政府はポイントの上乗せを追加で検討しているそうです。

ただ報道によると、電力会社の節電プログラムの参加世帯数は100万世帯ほどとのこと。普及は全世帯の2%程度と伸び悩んでいるようです。ですが、節電に役立ち、電気代も抑えられ、ポイントまでもらえるのですから、ここはぜひ参加することをおすすめします。

自治体が実施する「節電エコポイント」にも注目

自治体によっては、節電することでポイントがもらえる「節電エコポイント」の制度を実勢しているところもあります。

たとえば、東京都板橋区「いたばし環境アクションポイント事業」では、2022年8月または9月(夏期)・10月(中間期)・12月(冬期)の電気・ガスの使用量を前年と比較して削減できた場合、削減率に応じて最大5,000ポイント(電気・ガス各2,500ポイント)のポイントがもらえます。ポイントは、1ポイント=1円相当の区内共通商品券と交換可能です。

また、石川県金沢市「令和4年度節電エコポイント事業」では、2022年12月〜2023年2月の冬季3か月間の電力使用量が前年同期間より削減できた場合、削減率に応じて最大2,000ポイントがもらえます。このポイントも市内の店舗で利用できます。

お住まいの自治体でも、節電することでポイントが得られたり、景品がもらえたりするキャンペーンを実施しているかもしれないので、確認してみましょう。

まずはお得な払い方をチェックしましょう

ますます家計を圧迫する電気代高騰に対して、払い方の工夫で削減する方法を紹介してきました。まずはクレジットカード払いのほうがお得になるかどうか、毎月の電気代を確認することからはじめましょう。

そして、クレジットカード払いのほうがお得ならば、よりお得になるクレジットカードを利用することが大切です。自分が利用している経済圏でもお得な支払いができないか要チェック。これからも値上がりすると考えられる電気代を抑えるためにも、ぜひ行動に移していきましょう。

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