はじめに

「ポイ活」によって貯めたポイントを家計の節約に役立てている方も多いようですが、一歩進んで実際の投資の体験や練習にもなる「ポイント投資」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

今回は、ポイント投資の種類やメリット・デメリットについて解説します。


ポイント投資とは?

ポイント投資とは、貯めたポイントで実際の投資やポイント運用ができるサービスで、貯めたポイントを「増やす」ことも可能です。内容によって、大きく2種類に分けられます。

(1)貯めたポイントを現金化し、投資商品を購入する「現金化タイプ」
ポイントサービスと提携している証券会社に口座を開設して、貯めたポイントを現金化した上で投資商品を購入し運用します。投資商品を売却したら、現金として受け取ります。投資の流れは現金を使った実投資とほとんど変わりません。

投資できる商品も、バラエティーに富んでいます。投資信託をはじめ、株式投資も可能です。株式投資は、1株数百円程度から投資できるサービスもありますので、少ないポイントでも利用できます。また、配当金を受け取ることもできます。

さらにFXや暗号資産に投資できるポイントサービスもあります。このようなハードルが高そうな投資対象に現金を使うのはちょっと……といった方がチャレンジするのによいかもしれません。

(2)貯めたポイントをそのまま運用する、投資の「疑似体験タイプ」
貯めたポイントを、ポイントのまま運用するサービスです。「ポイント運用タイプ」ともいいます。

国(日本、米国、先進国、新興国など)やテーマ(エネルギー関連、ヘルスケア関連など)など、投資対象のコースを選んで運用します。証券口座の開設は不要で、運用をやめたらポイントとして受け取ります。

投資対象のコースによって、ポイントが増減するタイミングや増減の幅も異なるので、投資の疑似体験になります。なかには、実在する個別株に連動するサービスもあり、よりリアル感を味わえそうです。

あまり手間をかけたくない方には、おまかせで運用できるコースもあります。手軽にポイント投資を始めたい方は、口座開設の必要がない疑似体験タイプから始めてもよいでしょう。

NISA口座を利用できるポイント投資も!

現金化してポイント投資するサービスの中には、現金を併用して利用できるサービスもあります。すでに投資をしている方が、ポイントを追加して利用するといった使い方もできます。

また、一般NISA口座を利用できるサービスもあります。NISA口座でしたら運用益や売却益に対しての税金がかからないので、より効率的に投資効果が得られます。

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