はじめに
サイドFIREに向け収益を増やすため、副業を考える方もいるのではないでしょうか?
そこで、元中小企業の会社員でサイドFIREを達成したYouTuber・節約マスクかおる( @monetopi )氏の著書『30代で4500万円貯めた僕の世界一たのしいお金の増やし方57』(KADOKAWA)より、一部を抜粋・編集して副業で稼ぐコツについて解説します。
個人事業の可能性は無限大!
アルバイトと個人事業の違いとは?
もっとも簡単な副業はアルバイトです。意識高い系の資産形成の本などでは「なんのスキルも身につかない時間の切り売り」としてオススメされないですが、私はありだと思っ ています。なんの実績も才能もない凡人でも、確実に収入を増やせる方法だからです。
ただ、アルバイトに関しては、特に説明は必要ないと思いますので、この章では個人事 業で稼ぐ副業についてお話ししていきます。
個人事業というのは、自分でネットショップをやったり、YouTubeをやったり、個人事業主として事業収入を稼ぐことです。 個人事業主として稼ぐ副業には大きな魅力があります。
事業で稼げる金額は青天井
給与収入がよほど多い人じゃなければ、節約だけでサイドFIREできるほどの資金を貯めるのはかなり時間がかかります。インデックス投資も、年間よくても数十%程度の上 昇しか期待できないので、元本が少なければ大きく膨らむのには時間が必要です。節約で 削減できる支出は限界がありますし、投資で利回りを上げようとすると逆に資産を減らし てしまうリスクがあるのでオススメはできません。
そこで副業の登場です。事業で稼ぐ副業の金額には天井がありません。私が会社を辞め る直前頃の副業収入は、1ヵ月で50万円を余裕で超えていました。どっちが本業かわかり ませんね。会社で毎日8時間働きながら、月100万円の副業収入を稼ぐことも可能だったと私は思います(継続できるかは別ですが)。
副業というのは、節約やインデックス投資と違って、単体で資産形成を終わらせることもできるくらいの破壊力を持っています。
事業所得は税制面でも有利
本業にプラスして事業収入を稼ぐことは、給与収入を増やすよりも税制面で有利になります。その大きな理由は青色申告特別控除が使えることです。
事業収入を稼げるようになると、確定申告をしなければいけなくなります。確定申告というのは「前年にいくら稼ぎましたよ」という申告をして、税金を確定することですね。
やり方がわからなくて不安に思うかもしれませんが、これは副業で稼げるようになってから勉強していけばいい話です。たまに副業を始める前から確定申告の心配をしている人もいますが、あまり考え過ぎる必要はありません。
まだ芸能人でもないのに、「モデルデビューして、CMに出て、ギャラがたくさん入ってきたら、どんな節税をすればいいのかしら」と調べているようなものです。副業で成功するのはごく一部なので、まずは稼げるようになることを目指しましょう。
※以降、本書で単に「副業」と書いてある場合、個人事業で稼ぐ副業のことを指します。