はじめに
凡人が副業で稼ぐ5つのコツ
(1)好きなことや得意なことをする
副業は始めてもすぐに挫折する人がほとんどです。
挫折する主な原因は2つです。
● 興味もないのに稼げそうだからという理由で、副業を選んでいるから
● 始めてみたもののまったく稼げないから
自分がまったく興味を持っていないジャンルで副業を始めても、長続きはしません。私はYouTubeでゲーム実況動画を上げていたことがありましたが、たいして稼ぐことができずにやめています。ゲームは学生時代にやっていたくらいで、社会人になってからは全然プレイしていませんでした。
その上、当時はまだゲーム動画をアップすることについて、著作権的にグレーゾーンだったので、実況が許可されているフリーゲーム(個人制作で無料でプレイできるゲーム)を中心にやっていました。中にはおもしろいゲームもありますが、ちゃんとしたメーカーが作ったゲームではないので、全然おもしろくないゲームも多かったです。
クソ企業でクソみたいな労働をして家に帰り、1人でブツブツマイクに向かって喋りながらクソゲーをする。なんだこのクソみたいな人生は......。
当時はフリーゲーム実況で再生数が取れているチャンネルがあったので、便乗したいと思いましたが、そもそもゲームに対しての情熱もなかったので私には苦痛でした。
自分が好きなことだったら、多少稼げない時期が続いても継続することができるでしょう。そして自分が得意なものだったら、早い時期に稼げるようになる可能性が高まるので、モチベーションは維持しやすいかもしれません。
基本的に副業は、自分の好きなことや得意なことを軸に考えるのがオススメです。
(2)在宅でできるネットビジネスを探す
ウーバーイーツや街コンの主催やレンタル彼女・彼氏など、リアルビジネスに近い副業で大きく稼ぐ人もいるかもしれませんが、これができる人はわりと限られると思います。パーソナリティの問題もありますし、住んでいる地域によっては難しいからです。
その上、会社員は時間が限られていて、外に出て副業をする時間もなかなか取れないと思うので、万人にオススメできるのは在宅でできるネットビジネスです。
(3)小賢しく隙間を見つける
私は中学校でも高校でも、バレーボール部のキャプテンをやっていました。そこまで運動神経がいいわけでもなかった私が運動部のキャプテンになれたのは、小賢しく隙間を見つけていたからです。
小学校時代は3年生から少年野球をやっていましたが、後から入った運動能力の高い同級生・下級生が試合に出る中、自分はベンチスタート。ちゃんとレギュラーになれたのは6年生になってからでした。真面目に練習をしていても、適当にやっている才能を持った人間に敵わない。口には出しませんでしたが、とても悔しかったです。
私たちの時代、中学校・高校の部活では運動神経がいい男子は、野球部・サッカー部・バスケ部に入ることがほとんどでした。だから私は競争が少なそうなバレーボール部を選び、そこで自分が輝ける場所を見つけました。
凡人が副業で稼ぐ時の考え方も基本的には同じです。
自分より実力がある人間がウヨウヨいる市場に飛び込んでも、どうせ稼げません。私たちには知識も、経験も、能力も圧倒的に足りないんです。
ネットショップをやるならニッチな商材に絞る、YouTubeをやるならこれから伸びそうな新しいジャンルを狙うなど、隙間を探す戦略を意識しましょう。競合する相手が少なければ、多少能力が低くても上に行けるかもしれません。
ただし市場は時代とともに変化していきます。気づいたら状況は変わっていて、どんどん稼げなくなっていく経験を私は何度もしてきました。これは仕方がないことです。男子バレーボールだって、漫画『ハイキュー!!』の影響で、かなり人気のある部活になっているので、今の時代では狙い目とはいえません。
競合の分析をしたり、世間の情報などをキャッチして、今空いている隙間がないか、敏感に感じ取れるようにアンテナを張っておきましょう。