はじめに

健康のためにも、野菜は毎日たっぷり食べたいですよね。ですが、「野菜の料理方法が分からずいつも同じ野菜ばかり…。」なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そんな悩みを解消すべくご紹介したいのが「煮浸し」。調理方法さえ知っていれば、どんな野菜でもアレンジ自在の万能料理なのです。

煮浸しは、野菜を軽く煮てそのまま出汁に漬けて冷ますだけ。野菜を揚げてから出汁に浸す「揚げ浸し」より簡単で、コンロの前に長時間立たなくて良い点からも夏向きの料理だといえます。

今回は、煮浸しを作る際にちょっと一工夫が必要な野菜、トマトと茄子を使ってご紹介します。その他、お好みの夏野菜でぜひ気軽に作ってみてくださいね。


「野菜の簡単煮浸し」材料

材料 分量
野菜(トマト・茄子) 合わせて3~4コ
【A】出汁 500ml
【A】薄口醤油 50ml
【A】みりん 50ml

「野菜の簡単煮浸し」作り方

「野菜の簡単煮浸し」下準備

・茄子の皮をピーラーで等間隔にむき、1.5㎝幅に切り順に水に浸す。
・トマトの皮を湯むきし、一口大に切る。

1. 厚手の鍋かフライパンに食用油大さじ1(分量外)を引き、茄子の両面を少し茶色くなる程度に焼く。(皮面も転がしながら焼くと色鮮やかに仕上がる)

2. 茄子が入った1.の鍋に【A】を入れ、強めの中火で煮立たせる。煮立ったら弱火で4分程煮て火を止める。

3. ボウルか保存容器にトマトを入れ、2.を汁ごと入れる。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れてそのまま冷やす。

その他、どんな野菜でもお楽しみ頂けます。(とうもろこし、きゅうり、オクラ、ズッキーニ、さやいんげん、枝豆、パプリカ、ピーマン、かぼちゃ、ししとう等)

調味料で軽く野菜を煮て、そのまま冷やすだけ。
こんなに簡単に、味がしっかり染みた煮浸しが完成します!ぜひお好みの夏野菜でお試しくださいね。

「野菜の簡単煮浸し」を美味しく作るポイント

・茄子はそのまま煮るより最初に軽く焼くことで短時間で味が染みやす
くなります。
・トマトは皮をむくことで味を染みやすくします。
・トマトは煮込むと形が崩れたり出汁が濁ってしまうので、熱い出汁に漬けてそのまま冷まし味を浸み込ませるのが◎。
・野菜を軽く煮てから出汁に浸したまま冷ますことで野菜にしっかり味が入ります。

【調理時間】20分(冷ます時間を省く)

レシピ/ 大西 麻子
自然豊かな福井育ち。料理旅館で育った祖母の影響で幼児の頃から料理を始め、中学生になってからは家族の夕食を毎日作る大の料理好き。料理と暮らしを紹介したブログはランキング上位になり、わずか2年で出版に至る。4歳の息子と夫の3人暮らし。家族との暮らしを第一に、書籍や企業へのレシピ開発、写真提供をしている。現在、大好きな花や旅をテーマにした料理教室、ワークショップを計画中。

(この記事はケノコトからの転載です)

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