はじめに

老後生活は妻の年金次第

さて、老後資金について。障害年金は子の加算がなくなるので、年間130万円程度になりそうです。月当たり10万円ちょっとです。妻の年金額は現時点では年間88万円とのことですが、60歳まで15年あるのでもっと増える可能性があります。妻が手取りで15万円程度の年金を受け取れるなら世帯での年金収入が25万円になるので、年金収入で生活費をまかなえそうです。

現在の支出のうち子どもの教育費がなくなれば月の生活費は24万7,000円。子どもが独立すれば食費や水道光熱費ももっと減るでしょう。50歳以上になると、このままのペースで60歳まで働いた場合の見込み額を「ねんきん定期便」で確認できます。妻の年金額がどれくらいかによって老後の収支が違ってきます。ねんきん定期便の金額を参考にして、生活費の見直しをしておくといいでしょう。

年金収入で生活費を賄えるなら、金融資産は自宅のリフォームや突発的な出費などにあてられます。

障害年金について留意したいこと

最後に注意点です。障害年金は、障害状態が固定しているなら「永久認定」となり生涯にわたり受け取ることができます。精神疾患の場合は通常は固定ではなく、定期的な障害状態の確認が行われます。程度が軽くなって3級や支給がなくなることもあるかもしれません。

もちろん回復して通常の生活に戻れるなら、喜ばしいことです。

また、障害年金を受け取っている人が65歳になったら、通常の老齢年金か障害年金かを選ぶことができます。2級の認定が継続しているなら、金額は障害年金の方が多いでしょう。通常の老齢年金は課税の対象ですが、障害年金は非課税です。障害年金を選択した方がいいでしょう。

障害年金14万5,000円の内訳がわからなかったため、障害基礎年金や子の加算が含まれた合計額として試算してきました。もし、これが含まれていないなら、その分が余裕になります。

相談者様とご家族が、おだやかに生活できることを願っています。

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