はじめに

株主優待の利回りが100%超えの銘柄も

婚活、カジュアルウエディング、テック、ライフスタイル、法人・自治体向けの幅広い領域で事業を展開するタメニー(6181)は、年間7,700組の成婚や結婚式に携わっているとのこと。結婚相談所のパートナーエージェントなどの婚活領域や、結婚プロデュースのスマ婚などのカジュアルウェディング領域のほか、ブライダルジュエリーや婚活事業者間会員相互紹介プラットフォーム、保険代理店、京都府へAI機能を搭載した地方自治体向け婚活支援システムであるparmsを提供するなど、多角的に結婚関連の事業を展開しているといえる企業です。

株主優待では多様な自社サービス割引を受けることができ、その利回りは100%を超えています。

100株(株価は9月15日時点で120円ですので1万2,000円の投資資金)で、パートナーエージェント・パートナーエージェント ONLINEの入会時登録料無料優待券や、LUMINOUS Les Bijoux(ジュエリー) 割引優待券30,000円分が3枚、スマ婚 割引優待券(50,000円)4枚、2次会くん 割引優待券(30,000円)2枚、ウエディングフォト「LUMINOUS」割引優待券(20,000円) 1枚、マネー相談会 参加無料優待券 1枚がもらえます。タメニーのサービスを利用したい方は、まず株主になることを検討しても良いかもしれませんね。配当はありませんが、1,000株以上保有すると「プレミアム優待倶楽部」の優待ポイントが4,500ポイント(4,500円分)もらえます。

今回は利回りにフォーカスを当てて銘柄を紹介してみましたが、投資助言や銘柄推奨でないことはご理解ください。特に株主優待は、いくら利回りが高くてもご自身が使うものでなければ意味がありません。私も配当や優待を目当てに長期保有している日本株が複数ありますが、自分が使う優待なのか、利回りは満足できるものなのかに加えて、業績や成長性、配当は増えているのか、安定配当なのかなども調べてから、自身で投資を判断してください。

ただ、利回りが10%を超えている銘柄は、株価が下落しなければとう条件付きですが、10年後には投資額分のインカムゲインを得られるので、魅力がありますよね。銘柄選びの参考になれば幸いです。

9月12日週「相場の値動き」おさらい

注目を集めていたのは9月13日(火)発表の8月の消費者物価指数(CPI)でしょう。

CPI予想は前年同月比8.1%上昇となっていましたが、結果は8.3%と予想を上振れ。6月の9.1%、7月の8.5%からは鈍化しました。

変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は前年比で6.1%上昇の予想に対して6.3%、前月比では0.3%上昇に対して0.6%の上昇(前月は0.3%上昇だったので拡大)となりました。

そのほかの経済指標では、9月14日(水)発表の生産者物価指数(PPI)は前年同月比8.7%上昇と市場予想の8.8%上昇より下振れしたほか、前月の9.8%からも軟化(2ヵ月連続でマイナス)する結果に。

ただPPIコア指数は7.3%上昇と、予想の7.1%上昇を上振れました。エネルギー価格の落ち着きが反映されたようでまちまちの結果となりました。

米商務省が9月15日(木)に発表した8月の米小売売上高は前月比0.3%増と市場予想を上回りました。2ヵ月ぶりのプラスとなりましたが、変動が大きい自動車・同部品を除いた売上高は0.3%減とまちまちの結果となったことから影響は限定的だったようです。

9月16日(金)の日経平均株価は、前日比308円26銭安の2万7,567円65銭と反落。前週末9月9日(金)の日経平均は2万8,214円75銭でしたので、週間では647円10銭の下落となりました。

9月20日(火)、21日(水)のFOMCでは、すでに0.75%の利上げが折り込まれていますが、1.0%の利上げの可能性が出てきています。FRBの金融引き締め加速への警戒感、そして利上げが米景気悪化に影響を与える懸念が続く中、利上げ幅がどうなるのか注目です。来週も大きく相場が動きそうですね。

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