はじめに

STEP2 年間収支の把握

毎月の収支で足りない部分は、ボーナスで補填しているとのことですが、年間でかかる特別費がみこめていないことが原因の可能性があります。例えば、旅行費用やパソコンや家電の購入、冠婚葬祭の費用はある程度年間で予算を組んでおかないと「想定外の支出」になりがちです。通年で特別費用がいくらかかるかを想定できていれば、毎月の予算からその分をあらかじめ取り分けて準備していくこともできます。

そのほか引越し費用、出産、自動車の購入、税金の支払い、誕生日プレゼントなど、毎月発生するわけではないけれど、発生する可能性が高い支出は洗い出しておくと良いでしょう。

STEP3 ライフプランニング

ライフプランニングは人生設計のことです。人生で想定できるライフイベントを洗い出し、キャッシュフロー表をつくることで、破綻しないように資産形成の設計をしていきます。

「人生100年時代」と言われる中、100年分の人生設計とその間の収支を想定して準備していくことは、プロのファイナンシャルプランナーでないと難しいかもしれません。しかし、3年から5年という期間であれば考えられると思います。向こう数年に想定されるライフイベントを洗い出して、1年ごとに収支を想定してみると良いでしょう。そして、目標とする資産をいつまでにつくるかを決めることで、毎年の収支目標計画を立てることができます。

支出は、家賃、生活費、保険、教育費、その他などある程度の大きな費目の固まりで分けて考えます。家賃も、引越しのタイミングで引越し費用がかかったり、火災保険・更新費用などもかかったりすると思いますので、想定しておくと良いでしょう。このライフプランニングは「正確」であるかよりも、「わかる範囲で洗い出せているか」が重要になります。少しでも「予想外の支出」を減らし、準備を事前にしておくと安心感が増していくはずです。

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