はじめに

つみたてNISAで得する投資法2:投資信託の保有額でポイントをもらう

証券会社によっては、投資信託の保有額に応じてポイントがもらえるところがあります。先に紹介した3社も、投資信託の保有額に応じたポイントがもらえます。

SBI証券…投信マイレージサービスで最大0.25%ポイント還元

SBI証券の「投信マイレージサービス」では、投資信託の月間の平均保有金額に応じてTポイント・Pontaポイント・dポイント、JALマイルのうち自分の選んだポイントが毎月もらえます。Tポイント・Pontaポイント・dポイントの還元率は最大年0.25%、JALマイルについては、最大年0.125%で、保有している投資信託により異なります。

楽天証券…一定の残高に到達すると楽天ポイントがもらえる

楽天証券では、マネーブリッジに申し込んだ上で「ハッピープログラム」にエントリーすると、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントが受け取れます。このうち投資信託では、月末時点の残高がはじめて一定の金額に到達した場合に楽天ポイントがもらえます。たとえば、はじめて10万円に到達したら10ポイント、100万円に到達したら100ポイント、1000万円に到達したら500ポイント…などという具合です。

マネックス証券…投信保有ポイントが最大0.08%還元

マネックス証券では、対象の投資信託の月間の平均保有金額に応じてマネックスポイントがもらえます。ポイントの還元率は最大年0.08%、保有している投資信託により異なります。

SBI証券・マネックス証券の場合、積立投資を続ければ続けるほど、保有する投資信託の金額が増え、ポイントも増えていきます。楽天証券では、一定額に達したときにはポイントがもらえますが、その後はもらえなくなってしまうので、長く投資するほどもらえるポイントに差がつきます。

つみたてNISAで得する投資法3:つみたてNISAと一緒にサービスを使ってお得に

つみたてNISAの口座を開設するなら、つみたてNISA以外のサービスも活用しましょう。投資がより便利でお得になります。

SBI証券…口座連携や他の金融機関からの引っ越しにメリットあり

住信SBIネット銀行の預金口座とSBI証券の証券口座を連携させる「SBIハイブリット預金」を利用すると、住信SBIネット銀行の金利が年0.001%から年0.01%にアップします。SBIハイブリット預金では、投資の際にわざわざ銀行口座から証券口座に資金を移動することなく、銀行預金のお金を投資に回すことができます。また、指定の銀行口座から投資代金を自動引き落としして買付ができる「銀行引落サービス」も無料で利用できます。

また、他の金融機関に預けている投資信託をSBI証券に移す(移管する)「投資信託移管入庫サービス」を利用すると、出庫手数料が後日キャッシュバックされます。出庫手数料は証券会社により異なりますが、投資信託1銘柄あたり3000円前後することもあるので、金融機関をSBI証券にしたい方にはうれしい無料化です。

楽天証券…口座連携で金利アップ、無料の情報も嬉しい

楽天銀行の預金口座と楽天証券の証券口座を連携させる「マネーブリッジ」を利用すると、楽天銀行の金利が年0.02%から年0.1%にアップします(預金300万円超の部分は年0.04%)。マネーブリッジでも、投資の際に銀行預金のお金を直接投資に回せます。

また、楽天証券では、楽天証券に口座開設した人に対して「日経テレコン(楽天証券版)」を提供。本来有料の日本経済新聞を無料で読めるのはお得です。そのうえ、「おすすめマネー本」では楽天Koboで読める無料書籍・20%OFF書籍が紹介されています。ラインナップは月替わりです。本来有料の情報が無料で手に入るのはお得ですね。

マネックス証券…定期自動入金サービスが便利、米国株の積立購入も

マネックス証券では定期自動入金サービスを利用することで、指定した金融機関から毎月1回、指定金額を引き落としてマネックス証券の証券口座に入金できます。お金を移す手間が省けます。

また、マネックス証券では、マネックス証券で取扱いのある米国株・米国ETFを毎月の指定日に自動で買い付ける「米国株定期買付サービス」も便利。「配当金再投資サービス」と一緒に利用すれば、保有銘柄からの配当金で同じ銘柄を買い付け、自動で再投資できます。

期間限定のキャンペーンも活用

各証券会社では、期間限定のキャンペーンを実施していることがあります。口座開設で現金のキャッシュバックやポイント還元が得られたり、プレゼントがもらえたり、内容はさまざまですが、活用すればよりお得につみたてNISAを始められます。キャンペーンはあくまで一時的なものですが、もしどこでつみたてNISAを始めるか悩む…というのであれば、キャンペーン情報を参考にしても良いでしょう。

ただ、キャンペーンを待って、いつまでもつみたてNISAを始めないのは本末転倒。つみたてNISAは、長期・積立・分散投資の効果を生かしてお金を堅実に増やす方法ですから、早く始めて長く続けることが大切です。ぜひ早く口座開設して、投資をスタートさせましょう。

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