はじめに

収納容量が足りない時の対処法

手持ちの洋服に比べて、自宅の収納容量が足りない時には、衣装ケースを使って使用頻度の低い衣類を畳んで収納しましょう。シーズン外の洋服は極力ハンガーにかけず畳み、収納して面積を減らすのがおすすめです。衣類圧縮袋を使用すれば、かさばる重衣料も効率良く詰められます。自宅の押し入れに十分なスペースがない場合には、外部収納サービスを活用しても良いでしょう。長期保管の際には防虫剤も入れるのを忘れずに。

どれもお気に入りばかりで、なかなか服を減らせない……という方は、1点単位で吟味するのではなく、手持ち服でコーディネートの組み合わせを作ってみましょう。洋服を、ベッドやソファなどに全て出してみて、普段よく着ている服の組み合わせを試着してみます。

スマホスタンドなどでセルフ撮影をしてみても良いですし、家族に撮影を頼んでも良いですね。1コーディネート一枚、写真を撮っていき、トップスやボトムスを入れ替えながら組み合わせの数を増やしていきます。ワンシーズン、30種類の組み合わせがあれば、1ヵ月間毎日違う服で通勤ができますよね。通勤や休日での使用に向けたコーディネートに選ばれなかった服は、着るシチュエーションが極端に少ない服。これを機にフリマアプリや寄付で手放してみましょう。

「思い出の品」の収納法

「思い出の品・コレクション品が多すぎて、クローゼットに隙間がない!」という方は、捨てなくても良いので、「全部出す」ことを年末にトライしてみてください。衣類の衣替えと同じ要領で、全品点検をすることで、自分にとって今必要なモノが何かを精査できます。思い出の服や文房具などは、普段使うものと混ぜて保管せずに、一箇所「思い出BOX」に集約させて保管すると管理がしやすいです。

(C)丹野雄二

特にお子さんの思い出の品は、親目線であれもこれも抱え込むと収拾がつかなくなってしまいますよね。親が選ぶのではなく、子ども自身に残したいモノを選定してもらうのがおすすめです。箱に収まる範囲で選定していき、入りきらなかった荷物は、形を変えて持つ・売る・譲るなどの手段を取りましょう。例えばお子さんの描いた絵をスキャンすれば、PCやスマホの背景に設定したり、デジタルフォトアルバムで飾ったりと、紙で持つより目に触れやすいですよ。


クローゼット整理は部屋全体がガラッと変わるわけではないので、一見地味な作業になりますが、年末のこの時期に機能的に仕上げておくと、新年のモノの管理がぐっと楽になります。

一度にクローゼット全体を片付けるのは負担が大きいので、「今日はハンガーラックの洋服」「明日は思い出BOX」など、テーマ決めて、毎日1〜2時間ずつ取り組んでいきましょう!

(C)丹野雄二

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