はじめに

値上げラッシュが止まらない4:2023年4月から値上げとなるもの

【酒類】
アサヒビールは、ワイン、輸入洋酒、シードルの約3割となる234品目が対象になります。ワイン「サンタ・ヘレナ・アルパカ」など157品目を3~54%値上げします。輸入洋酒「ジャックダニエル」(700ミリリットルを除く)など67品目を4~46%値上げします。シードル「ニッカシードル・スイート」など10品目を10%値上げします。

【交通輸送】
遠州鉄道(浜松市)は、現行120円の初乗り運賃を150円に値上げします。営業キロが1.5~4.3キロの区間は20円ずつ引き上げとなります。

【電気料金】
東京電力、中部電力、北陸電力、東北電力、中国電力、沖縄電力など6社が、一般家庭向け電気料を値上げします。

今回の値上げで家計の支出はどれくらい増える?

2022年の1年間で約2万品目が値上げとなりました。それに加え、先述した2023年以降は、食品だけで2000品目の値上げが予定されています。これらの物価上昇による家計への支出負担増の数字については、みずほリサーチ&テクノロジーズの試算によると、2022年度が1年間あたり9万6000円の増加することになり、2023年度は1年間あたり4万円増えると見込んでいます。つまり、2021年度と比較すれば、2年間で13万6000円の負担が増えます。1か月で考えると1万1000円もの生活費が増えることになります。

とくに値上がりが目立つものは、原材料では小麦粉や油脂類であり、その原材料を使用して作られる加工食品などです。パンや麺類、お菓子、冷凍食品などの購入予算を決めておくなど、商品の選び方を工夫するようにしましょう。

今から年末にかけて、スーパーやドラッグストアなどでは、売り出しやポイントアップなどあるはずです。そんなときに、値上がり予定のもので、ご家庭にとって欠かせないものをチェックして、少し多めに買っておくとよいでしょう。

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