はじめに
日常的に箸を使っていると、それが我流であったり正式なマナーではないということに、気づいていないことがあるかもしれません。
そこで、マナーコンサルタント・西出ひろ子( @mannershiroko )氏の著書『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』(ワニブックス)より、一部を抜粋・編集して箸使いのマナーについて解説します。
和食における箸使いの基本
お箸で食べることに慣れ親しんできた私たち。だからこそ、それが我流であったり、正式な和食のマナーを知らなかったりすることも多いのではないでしょうか。
ユネスコ無形文化遺産にも登録された和食。しかし、外国人の方のほうが、お箸の持ち方や和食の食べ方を学んでいて、その所作ができている現状もあります。
50歳を過ぎているベテランのあなたの食べ方は、常に周囲に見られています。
これを機に、あらためてお箸や和食の食べ方を確認してみましょう。
お箸は片手ではなく両手で上げ下げする
和食には「両手を使用して食べる」という基本原則があります。箸を持ち上げる場合も、両手を使うことに注意してください。
以下は右利きの場合のお箸の持ち方です。左利きの方は、左右を入れ替えて読んでください。