はじめに

電柱敷地料から始める不動産投資

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2つ目は、電柱敷地料収入をきっかけにした不動産投資です。電柱敷地料とは、私有地に電力会社の電柱などを設置する場合には、その場所貸し料として、電力会社から土地所有者に支払われるものです。

一般的な電柱の場合は、年間で千円~数千円程度であることが大半で、不動産投資による収入としては少なすぎる印象を受けるかもしれません。しかし、収益性の点から考えると、決して悪い買い物ではないケースもあるのです。

これら電柱敷地料収入のある土地の中には、市街地の宅地に限らず、固定資産税すら発生していない郊外の山林や原野といった土地もあります。このような土地は、ほとんど利用されていない放置状態である背景から、土地所有者は「遠方の土地で持っていても仕方ないので、1円でもいいから、譲り受けてほしい」と考えていることが少なくありません。

そのため、仮に年間3,000円の電柱敷地料収入の土地を1円で購入できれば、一般的に10~30年間の賃料収入で投資額を回収する不動産投資に比べると、その数千倍~数万倍の収益性のある不動産投資とみることもできます。もちろん、取得時の登記費用といった諸経費を考慮する必要はあり、実質的な収益性としての判断するのは早計ですが、この後に挙げるような他の不動産収入も模索していくことで、非常に高い収益性を実現することも可能なのです。

家庭菜園やキノコ栽培用地としての不動産投資

3つめは、趣味の一環として、家庭菜園やキノコ栽培、山菜採取を目的に山林や原野を使いたいというニーズを生かした不動産投資です。もちろん、そのような希望者へ貸し出すにしても、それほど高額な収入は見込めないものの、それでも「オーナーとして特に整備しなくても、初期投資なく賃貸収入が得られる」という点で、気軽に始められ、高い収益性を期待できる不動産投資の一つです。

また、本来は倒木予防の為の伐採や草刈りなど、所有者として負うべき維持管理責任を、借り手に委ねられることが大半で、支出がほとんど無いために「収入≒利益」という状態を生み出しやすいことも特筆すべきポイントです。

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