増えつつある「固定資産税0円」の不動産とは? あまり知られていない”負”動産の活かし方
活用策を見い出せば、高値で売却・賃貸ができる可能性も
不動産の所有者にかかる費用の一つに、「固定資産税」があります。土地、建物にかかわらず、不動産にはすべて、市町村役場が定めた固定資産評価額が決められています。この評価額とは、不動産鑑定士などの有識者の意見も交え、客観的な立場から不動産の価値(時価)を鑑定して算出されたものです。たとえば、建物の築年数が経過すれば、その分だけ価値は下がり、他方、都市開発などによって土地の相場が高騰した場合には、そのぶんだけ価値が上がるわけですが、これらを評価額として反映させているのです。この評価額に所定の税率をかけたものが「固定資産税」であり、すべての不動産に評価額がある以上、不動産の所有者は固定資産税を毎年納める義務があるのです。不動産の規模や地域性によって大きく異なりますが、たとえば一軒家やマンションをマイホームで所有している場合には年間数万~十数万程度、投資用のアパートやマンション経営をしている場合には、年間数十万近い納税をしていることもあります。 しかし、なかには「固定資産税が0円の不動産」というものがあります。しかし、これは認知度が低いため、なかには「一向に納税書類が届かないが、もしかして自分の手
築古戸建は不動産投資の対象としてアリかナシか。気をつけるべきマンションとの決定的な違いとは?
築古戸建てならではのメリットとは?
前回の寄稿記事では、「築古マンションは投資対象としてアリか」というテーマをお話ししました。公開後、「では、築古戸建はどうか?」という質問をいただきましたので、今回は築古戸建に絞って、不動産投資の対象としてアリかナシか、筆者の経験も交えてご紹介したいと思います。
「高利回りのマンション投資」を実現するためにチェックしておくべき2つのポイント
必要なのは「リスクの理解」
首都圏を中心に、都市部の不動産は高騰しています。投資家向けのビルやマンションも、表面利回りが5%を下回る不動産も珍しくない市況です。そんな中、「せっかく不動産投資をする以上、もっと高収益・高利回りな物件にチャレンジしたい!」と考え、例えば利回り10%以上に絞って不動産情報を収集している方や、競売物件情報にアンテナを張っている方も少なくないと思います。そして、高利回りな不動産の情報をたくさん集めていくと、一つの傾向が見えてきます。それは、ほぼ例外なく「古い」ということです。これは、減価償却が進み、純粋な資産価値が低下している不動産である以上、「築浅な不動産に比べて、築古の不動産は売買価格が安くなる」のは当然の流れともいえます。一方、不動産投資においては、築年数の進行による賃料の下落は、売買価格の下落に比べて緩やかであることが多く、その結果、高利回りな築古物件が生まれやすくなっている側面もあるのです。実際に、投資用マンションの情報サイトを眺めると、利回り30%を超えるようなマンションが公開されていることもあります。それでは、このような高利回りの築古不動産、特に居住用の区分マンション(分譲タ
金利上昇によって不動産投資は終焉を迎えるか?日本の恵まれていた環境が変わりつつある背景を解説
金利上昇と不動産投資の関係性
もふもふ不動産のもふです。足元では金利上昇が見えてきており、「不動産の価格が下落するのか?」「不動産投資はもう終わりなのか?」といった質問をいただくことが増えました。不動産投資は、銀行融資がとても大切です。そのため借り入れの金利が上昇することによって、返済の金額が増えることにより、手元に残るお金=キャッシュフローが減少してしまいます。家賃収入を当てにしている不動産投資家にとっては、とても大きな影響です。不動産の価格がどうなるのか−−予想するのは不可能なのですが、個人的な予想としては、下記のように考えています。金利上昇したら一時的に不動産の価格が下落するが、その後インフレで不動産の価格は上がっていく不動産投資が終焉することはなく、時代に合わせた投資手法になっていく今回は、これら私の個人的な見解について、解説させていただきます。
会社員の副業は白色申告、不動産投資は節税になる…勘違いしがちな【税金】の知識
勘違いで損したケースに学ぶ
すっかり春本番となり、「新しいことを始めたい」「次の一歩を踏み出したい」と思っている方も多いかもしれません。そんな時、せっかくやる気を出してネットで情報を集めても、読んだ記事のオイシイ文字に踊らされて、自分の都合の良いように勘違いし、間違ったスタートを切ってしまっては、なんて……嘆かわしい!今回は、お笑い芸人で本物の税理士である税理士りーなが、これまで受けた税の相談の中で、勘違いして損してしまっていたケースを紹介します。
ボロ家貸し出し、電柱敷地料、キノコ栽培用地…知る人ぞ知るこれからの不動産投資のカタチ
使い道がなく諦められた土地の活用策
昨今、円安傾向が加速したことにより、海外投資家にとって国内不動産の割安感が高まり、特に都市部の不動産においては、低利回り化が進行しています。いわゆるサラリーマン投資家を含めた個人投資家は、そういったライバルと同じ土俵で勝負をしなければなりません。そのため、「余裕資金ができたから、ちょっと投資してお小遣いを稼げたらいいな」といった購入動機では、不動産投資に伴い生じるリスクを補うだけの充分な利益を確保するのが難しく、節税対策や、今後の資産ポートフォリオの形成を図るためなど、”不動産収入で儲ける”以外の目的がないとチャレンジが難しい状況になっています。そんな中、これまで多くの人が気づいていなかった、新しいスタイルの不動産投資を積極的におこなっている投資家が現れています。今回は、それらの事例をご紹介します。
投資対象となる【資産の種類】それぞれの特徴を東大卒の億り人が解説
東大卒億り人が考案したロジカル株式投資(2)
投資対象となる資産には、さまざまな種類があり、リスクとリターンも変わってきます。そこで、東大卒の専業投資家・東大ぱふぇっと( @utbuffett )氏の著書『東大卒億り人が考案したロジカル株式投資 市場平均を超えるリターンを手に入れる超合理的な方法』(SBクリエイティブ)より、一部を抜粋・編集して「それぞれの資産の特徴」について解説します。
不動産投資で物件の買い時はいつなのか−−投資家が考えるべき購入判断するためのポイントとは?
投資総額4億円の不動産投資家が実践する戦略
もふもふ不動産のもふです。・不動産投資はいつが始め時か?・おすすめの場所はありますか?不動産投資についてお話しする時、この2つの質問はよく聞かれます。結論から言うと、始め時はなく、いつの時代も不動産投資物件は買いにくいものであり、おすすめの場所はないと言うことです。今回はこのうち、「不動産投資物件の買い時」について詳しく解説します。
インターネットに情報はない?不動産投資で優良物件を見つける方法とは
不動産投資FIRE(3)
一棟か区分か、中古か新築か−−不動産には様々な種類があります。投資を検討する上で、それぞれをどのように考えればよいのでしょうか?そこで、国内最大規模の不動産コミュニティを運営する木村拓也 氏の著書『人生を逆転させる、サラリーマンの【不動産投資FIRE】』(ぱる出版)より、一部を抜粋・編集して不動産の種類について解説します。
不動産投資でいくら稼げるのか−−10年でFIRE達成した投資家が語る実情
不動産投資FIRE(2)
FIREを目指すための手段のひとつにあげられる不動産投資ですが、具体的にどのくらいの収入が見込めるものなのでしょうか?そこで、国内最大規模の不動産コミュニティを運営する木村拓也 氏の著書『人生を逆転させる、サラリーマンの【不動産投資FIRE】』(ぱる出版)より、一部を抜粋・編集して不動産投資での5つの収入源を解説します。
10年でFIRE達成した投資家が明かす、会社員が不動産投資が向いている9つの理由
不動産投資FIRE(1)
FIREを目指すため、長期でリターンを得る手段として不動産投資を検討している方もいるのではないでしょうか。そこで、構築国内最大規模の不動産コミュニティを運営する木村拓也 氏の著書『人生を逆転させる、サラリーマンの【不動産投資FIRE】』(ぱる出版)より、一部を抜粋・編集して不動産投資が会社員に向いている理由について解説します。
投資総額4億円の不動産投資家が明かす、物件を購入する前に考えるべき4つのポイント
家賃保証・サブリースはあてにしない?
もふもふ不動産のもふです。第1回は不動産投資とは投資ではなく事業であること、第2回はまず勉強するべきことを解説しました。今回は、不動産投資で失敗しないように、初心者が騙されやすい注意点について解説します。不動産投資は失敗すると取り返しがつかないことが多いです。これまでに、多くの失敗事例や、最悪のケースですと自己破産になってしまったケースなども見てきました……。私は2018年からメディアやYouTubeを通じてずっと注意喚起を行っていますが、詐欺に引っかからずに済んだというお声もよくいただきます。失敗しないためにも、ぜひ最後までお付き合いください。
不動産投資で最初に身につけるべき2つのスキルとは?人気投資YouTuberが教えるスキル習得方法
相反する主張、どちらが正しいのか
もふもふ不動産のもふです。リーマンショックで会社が潰れそうになったのをきっかけに、自分でお金を稼ぐ力を探し始めて2014年から不動産投資を開始し、大きな利益を上げてきました。前回のコラムで、不動産投資は投資ではなく事業であり、経営−−何もわからずに始めると大きな失敗につながることをお伝えしました。今回は、初心者の方によく聞かれる「まずは何を勉強すべきか?」ということについて、不動産投資家として必須のスキルと、その習得方法をお伝えします。
投資の種類は4つしかない−−7.5億の資産を築いた投資家が明かす「稼ぐ能力」に関わる法則とは
お金が増える投資術(1)
最近、食料品や生活雑貨、電気・ガスなどの値上がりが続いています。この「インフレ」と呼ばれる状態になると、何もせずそのまま資産を保有していると、物価の上昇にお金の価値が追い付かず資産の価値が目減りしていくので、資産を守るためには投資が必要になります。そこで、7.5億の資産を築いた投資家で実業家の八木エミリー( @emily_yagi )氏の著書『放置しておくだけでふつうにお金が増える投資術』(ビジネス社)より、一部を抜粋・編集して投資の種類について解説します。
27万人登録の人気投資YouTuberが明かす不動産投資のリアル「不動産投資は投資じゃない」
そもそも不動産投資とは何か?
初めまして、もふもふ不動産のもふ( @mofmof_investor )と言います。以前まで私は半導体の研究開発者でした。しかしリーマンショックをきっかけに会社が潰れそうになり、「このままではいけない……」と思い、自分で稼ぐ力を身に着けるため試行錯誤し続けました。サラリーマンをやりながら2014年に不動産投資を開始。これまでに投資総額約4億円で64室を購入してきました。地方でボロボロの物件を再生したり、都会で新築アパートを建築したり、いろいろ取り組んでいます。2015年に会社を設立。2017年にブログを開始し、2018年にYouTubeをはじめ登録者27万人まで増えました。2019年にサラリーマンを辞めて独立しました。終身雇用や年功序列を維持できなくなった今の時代、自分の力で稼ぐことはとても大切です。この連載を通じて、多くの方に自分で稼ぐ力を身に着け、豊かな人生を送るきっかけになっていただければ幸いです。
不動産投資、何から始めていいかわからない−−不動産投資家・堀鉄平に聞く、最初にやるべきこと、やってはいけないこと
「売りたくない物件」を建てる真意とは
不動産投資塾「堀塾」の代表で、弁護士の堀鉄平氏に不動産投資について、前編では不動産投資を始めたきっかけや魅力、失敗談などを語っていただきました。後編では、実際にどのように不動産投資を始めればいいのか、資産100億円以上を達成した堀氏のマインドやスタンスについてお聞きします。【前編】はこちら:資産100億円以上はいかにして達成したか。不動産投資家・堀鉄平が語る、株式投資との決定的な違い
資産100億円以上はいかにして達成したか。不動産投資家・堀鉄平が語る、株式投資との決定的な違い
はじまりはビギナーズラック
購入した不動産を貸し出して家賃収入を得たり、購入時より高い金額で売却して利益を得ることを目的とした投資手法である不動産投資。以前はワンルームマンションを購入して運用するといった小規模なものが流行しましたが、最近ではマンションやホテルといった大型の不動産を購入して運用している人も増えています。しかし、いざ不動産投資を始めようと思っても、自己資金はどれくらい必要か、どのように不動産を選んだらよいのか、そして運用方法など、とても敷居が高い印象があります。資産100億円以上を達成した、個人向けの不動産投資塾「堀塾」代表の堀鉄平氏に、不動産投資はどのように始めたらよいのか、そして利益の出る不動産投資はどのようなものなのかを聞きました。【後編】はこちら:不動産投資、何から始めていいかわからない−−不動産投資家・堀鉄平に聞く、最初にやるべきこと、やってはいけないこと
不動産投資と税金還付の関係、よくある会社員向け広告文「節税対策になる」は本当なのか?
オススメできない不動産会社の見分け方
会社員向けに案内されているような不動産投資のキャッチコピーは「家賃収入で不労所得」「不動産を購入して節税対策」「老後の資金作りに向いている」など、どれも魅力的です。しかし、投資にはリスクが付き物で、不動産投資の仕組みを理解していないと、リスクの対策もできません。そこで、不動産投資とはどういったものなのか、またどのようなリスクや罠があるのかを見ていきましょう。