はじめに

注目される米粉

2022年5月2日(月)の連載で、小麦粉の摂取を控えるグルテンフリーの食事方法について掲載しましたが、最近また米粉が注目されています。小麦粉に比べると割高感のある米粉の価格でしたが、一部で逆転現象が起きています。ご存知のとおり、ロシアによるウクライナへの侵攻により、小麦粉の価格が世界的に高騰しました。国際情勢により価格が大きくぶれてしまう小麦粉に対し、国産の米が原料である米粉は価格に安定感があります。農林水産省によると、小麦粉は85%を輸入品でまかなっていて、その内訳量は488万トンです。同じく農林水産省によると米粉用米の需要量は僅かに4.5万トンで、市場の大きさが違いすぎて比較しにくいですが、この先も輸入小麦粉の高値が続くようであれば、米粉の需要拡大がありそうです。

コロナ禍で外出が減りつつも、食べる量や好みはなかなか変えられず、いわゆる“コロナ太り”を実感している方も多いのではないでしょうか。体重増加により生活習慣病などのリスクも高まります。小麦粉が原料のパンやパスタ、ラーメンなどは満腹になっても、一定時間が経過すると直ぐに空腹になる作用があり、また小麦粉を食べると体内で血糖値が急上昇し、糖分を脂肪に溜め込むインシュリンが大量に分泌するため肥満の原因となりやすいようです。

プロテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ選手が、『ジョコビッチの生まれ変わる食事』という本の中でグルテンフリーについて触れ、その食事方法が注目されました。スランプに陥り試合中に息が出来なくなる不調に悩まされましたが、小麦粉の摂取を止めたところ3年ぶりに世界ランキング1位へと返り咲きました。小麦粉に含まれるグルテンは過食だけではなく、アレルギーや腸の不調などさまざまな弊害が隠れているようです。ちなみに2023年4月10日(月)現在も、ジョコビッチ選手は世界ランキング1位です。

小麦粉に比べ血糖値の上昇が穏やかで、腹持ちがいい米粉を賢く利用できる場面が外食でも増えてくると、消費者の選択肢も増えそうです。

米と言えば最近、和定食のお店やお茶漬けのチェーン店、おにぎり専門店をいくつか目にする機会がありました。店内は満席で、並んでいるのは若い方が多い印象でした。若年層の方は中高年に比べ食事の摂取量も多いですから、米飯を意識している方が多いのかもしれません。


グルテンフリーから米粉、和食へと連想してみました。余談ですが、私はこのように株の銘柄探しでは想像力を働かせます。その後、その流れがヒットするかどうか、思惑通り当たることもあれば、外すこともありますが、ノートなどに書きとめておくと後で見返した時に楽しいです。話が逸れてしまいましたが、私も体重が気になるのでいま一度、食生活を見直したいと思います。

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