はじめに
3.光熱費
次は、値上がりが続いている光熱費も見直しましょう。電力会社やガス会社が自由に選べる時代になったからこそ、複数の新電力会社やガス会社のプランを比較し、一日の家族の生活スタイルに合った、よりお得なプランを探してみましょう。
例えば共働きで昼間は不在なら、夜の時間帯の電力使用量が安くなるプランを選ぶことで、通常のプランよりも安くできます。
各電力会社ではシミュレーションができるところもありますので、電力使用量とプランでどのくらい変わるのかを比較してみましょう。
大手の通信会社では電力会社と提携してお得なプランを提供しているところもありますので、通信費を見直す際に合わせて比較してみてもいいかもしれません。
また、10年以上使っている家電を買い換えることで電気代が節約できるケースもあります。家電製品の買い換え時期を把握し、必要なら思い切って買い換えてもいいでしょう。
環境省のサイトによると、冷蔵庫などは、10年前と比べると約40%の省エネ性能を誇っています。 エアコンも約10%省エネ効果があるといわれており、夏場や冬場の電気代の高騰を抑えられます。
電気代の変化にもよりますが、電力使用量が半分になる効果は大きいでしょう。
4.保険料
保険料は保障内容を見直すことで金額を下げることが可能です。最近は新しい内容の保険商品も相次いで販売されているため、意識して見直しを考えてみましょう。
新しい内容の保険商品は、保障範囲が広がっており、また、不要な保障は削られています。たとえば、最近では入院期間が短く、1週間程度で退院し、通院治療に切り替える方法が主流です。その場合、長期間の入院保障を短いものにし、新たに通院保障を付けることで、現状に合った保障に替えられるほか、場合によっては保険料が下がるケースもあります。
その保障が本当に必要な保障なのかはライフステージの変化によって異なります。子どもの誕生と合わせて死亡保障や収入保障を手厚くする反面、子どもの独立などのタイミングでは死亡保障を少なくしたり、収入保障を外すなど、ぜひ見直しを行いましょう。
5.車両関連費用
車両関係費には、「駐車場代」や「自動車保険料」などがありますが、自動車保険料はネット保険を利用することで安くできます。駐車場代は住んでいる家の種類や場所によって異なりますが、近隣の駐車場の状況を把握しておき、できるだけ安い駐車場を選ぶようにしましょう。
特に通勤や送迎で毎日車を利用しないのであれば、思い切って車を手放してもいいかもしれません。車にかかる費用は保険料以外にも自動税や車検代などがあります。それらの費用と必要な時だけ利用するカーシェアリングの費用を比較し、カーシェアリングの方が安いならカーシェアリングの方を優先させるべきでしょう。
6.家賃
家賃は家計の支出の中でも一番大きな割合を占めるものですが、だからこそ更新時の家賃の値引き交渉は大切です。引っ越す費用が発生することで引っ越しをためらう人もおられますが、一時的に発生する引っ越し費用とその後の家賃の削減効果を長期目線で比較し、削減効果が得られるなら思い切って引っ越すことも1つの案です。