はじめに
ムリをしない働き方で幸せに過ごせる
働くということでも、ムリにフルタイムで働かなくても十分です。体力的な面でも、昔のように働くことはムリかも知れません。また、年金を受け取れるので生活費の足りない分を働くだけで、十分かも知れません。月収にすると10万円分でも働ければ、生活費の足りない分を補うことができるのではないでしょうか。
定年だからと言って、働くのをやめてしまう必要はありません。ある程度、働くことで規則的な生活ができると、健康的にも精神的にも安定します。「小さな仕事」で、自分のため、人のために働くのがいいと思います。
ムリして資金運用をしなくても大丈夫
老後資金や退職金などについても、同じことがいえます。退職金や老後資金をムリして、リスクのある運用に回さなくてもいいのです。現役時代とは違って、ムリをして失敗をすると取り返しがつきません。ある程度の老後資金がある人は、リスクを取って増やすことよりもできるだけ長く生活が継続できることを優先して考えましょう。
「人生100年時代」の中で、60歳（定年）は、まだ人生の3分の1以上が残っているのです。後半の人生をストレスなく、ムリなく「幸せに生きる」ことを目標としましょう。
「真の成功とは、ラットレースから抜け出して、心の平穏のために生きることである」──ナシーム・タレブ
まさにこれだと思います。
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