はじめに
貯金しなければいけないと思っていても、まったく貯金ができない。そういった悩みを抱えている人も多いと思います。そもそも貯金ができない人には共通した特徴があり、それを克服できないと貯蓄というステップに進むことができません。
今回は貯蓄がまったくできない人に共通している特徴とその対策を解説するとともに、おすすめの貯蓄法についても紹介します。これから貯蓄を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
貯金がまったくできない人に共通している特徴とその対策法とは?
貯金がまったくできない人に共通している特徴として、以下のものが挙げられます。
・キャッシュレスに慣れ、お金を使っている感覚が薄れている
キャッシュレス決済の普及により、コンビニエンスストアを始め、スーパーでの買い物でも現金を使うことが少なくなってきています。そしてその分、お金を使っている感覚が薄れている傾向にあります。もちろんキャッシュレス決済は国が促進していることもあり、防犯面でも現金を持ち歩くよりも安心というメリットがあるものの、意識して利用しないといくら使ったかが把握できません。
特に最終的な決済をクレジットカードにしていると、使いすぎてしまう可能性が高くなるため、キャッシュレス決済をするならチャージ式にし、予算を決めてから使うようにしましょう。
・欲しいものを我慢できない
欲しいものがあるとついつい買ってしまうことも貯金ができない人に共通している特徴です。例えそれが高価なものであっても、それに応じた収入があれば問題ないと思って買ってしまう傾向にあります。
また、買い物自体がストレス解消になってしまっている人も見られます。この場合、買って商品を手にした時点で興味が薄れてしまい、未使用もしくは2~3回使用したままにしているケースが多いでしょう。買い物で気になるものが見つかった際には、本当にそれが今必要なのかを考えるようにしましょう。家に同じようなものがないか、本当にその商品がなければ駄目なのか、一旦時間をおくことで衝動買いを防ぐことができます。
・そもそも貯蓄をする目的が見いだせない
中には、「そもそも貯蓄は必要ない」と思っている人や、なんのために貯蓄する必要があるのかが分らない人もいます。たしかに人生はいつ何が起こるか分りません。そのために我慢するくらいなら好きなことに使おうという考え方もあるでしょう。しかし、何が起こるかわからないからこそ貯蓄をしなければならないということに気づかなければなりません。
病気で働けなくなった場合、会社員なら休業手当が支給されますが、申請してから実際にお金が振り込まれるまでには約2ヶ月程度の期間を要します。その間の生活費として、毎月の生活費の2~3ヶ月程度は緊急資金として持っておく必要があります。