はじめに
定期的に健診を受けている人の方が健康的である
「要検査」や「要受診」の検査項目で問題のあったのは、1位が「血中脂質(コレステロール値)」で38.5%、2位が「血圧」の22.4%、3位が「肝機能」17.6%です。これらは、生活習慣病に関する項目で、現在は病気でなくても、将来、病気になるリスクがあります。
さらに、この調査では、健康診断を毎年受けている人とそうでない人の健康診断の結果に違いが出るのか?という項目もあります。結果は、毎年受けている人の64.3%が「問題がなかった」に比べて、毎年受けていない人で「問題はなかった」という人は、31.4%と少なくなっています。なぜなら健康診断を毎年受けていると、病気の早期発見に繋がりますし、自分の生活習慣を見直すきっかけにもなります。また定期的に受けることで健康維持のモチベーションにもなると言えます。
大きな病気をしないために備えることのほうが効果的
「がん保険に入って、がんに罹患したときに備える」「医療保険に入って、大きな病気をして入院したときに備える」という考え方もできます。しかし、もっとも備えておきたいのは「そもそも大きな病気にならないように備える」です。
早期発見をすれば、入院をしなくてもすむこともありますし、医療費だって抑えられます。何よりも元気な状態を維持できるのです。重い病気になったときの心配よりも、まず重い病気にならないようにするのが、もっとも効率的な考え方だと思います。ということで、定期的な「健診」「検診」をオススメします。