はじめに

皆さん突然ですが、上司に怒られた次の日や仕事で失敗した次の日
「あぁ……仕事に行きたくない」
「お布団とずっと友達でいたい」
「あと5分、あと5分だけ……」
そんな朝を迎えた経験はないでしょうか?


朝から元気に仕事へ迎える秘訣

会社に行くのも、起きるのも何もかもが億劫で、ギリギリまで寝てしまう。
「あ~そろそろ本気で起きないとなぁ」と思って、のっそりのっそり準備をしだし、「え!! もうこんな時間!?」と急いでパンを食べながら自転車をこぐ。会社に着いた時には汗だくで、「とりあえず働くか……」とやっと仕事モードに入る。

まさに以前の私の姿です。

そんなモヤモヤした気持ちのまま、まともに朝ごはんも食べられず、なかなか仕事にも身が入らなくて、そんな自分にもどんどんへこんで、嫌気がさしてくる……そんな日常を救ってくれたのが「発酵おうち朝ごはん」でした。

中でも今回ご紹介するのは、どこにでもある「出汁から作るお味噌汁」について。
いやいや、待って。朝ごはんとお味噌汁がなんで関係あるのでしょうか?

温かい飲み物を朝ごはんに取り入れる

実は、「温かい食べ物には、精神的な疲れを素早く取り去る効果」があるんです。

知っておくと嬉しい「温かい飲み物が支える代謝のこと」

私たちの身体は37兆個もの細胞からできあがっていますが、この細胞の1つ1つは「代謝」といわれるエネルギーを作り出す活動からできています。この「代謝」が、呼吸をしたり、血液を循環させたり、運動をしたり、食べ物を食べたりと、日常生活を過ごすためのエネルギーとなります。

特に、食べ物を食べるときには、温かいものを食べる方が冷たいものを食べるときよりも、身体の中により強いエネルギーを作り、代謝を助けます。
温かいお味噌汁を飲むと、「ほっ」として心も体もじわ~っと温まりませんか?

「ゆっくりよく嚙んで、温かい飲み物をのむこと」で、味覚も刺激されるため、コレシストキニンという消化管ホルモンによって、脳の働きが活発になり、あごの運動によって脳の血行もよくなります。また、温かい飲み物によって代謝も上がるので、さらにホルモンの働きもよくなります。

普通のおうちごはんを食べるだけで、身体のエネルギーが満たされ、心もおのずと安定してきます。
「今日も1日がんばろう!」と前向きになりました。

でも温かい飲み物ならなんでもいいのでしょうか?

お味噌汁にするといいことって?

①必須アミノ酸がすべて入っている!
→「精神状態を落ち着け、疲労回復効果が期待されます」
 「筋肉や内臓、皮膚などのたんぱく質の元になるので、体の組織の修復や貧血予防効果
  があります」
 「抗うつ効果もあるので、心を落ち着かせてくれます」
 「肝機能向上効果で二日酔い予防にも最適」
 「記憶力、集中力も高めちゃいます」
 
②ビタミンB群が豊富!
→「老化防止効果があります」
 「神経修復機能で、眼精疲労にも最適です」

③イソフラボンが豊富!
→「抗酸化作用により、肌にも肩こりにも最適です」

こちらはほんの一部ですが、普段何気なく飲んでいるお味噌汁にはこんなにも、健康や美肌、そして心へも影響する素敵な効果が沢山あるんです!

そっちの方が、高い化粧水を買い続けるよりも、高いサプリメントを飲み続けるよりも、朝ごはんの1杯の方がずっと簡単に続けられそうじゃないですか?
ちなみに、私の最近のお気に入りは、祖母の作った赤みそに、自分で作った白みそを少し混ぜるブレンド味噌汁です。

おすすめは出汁から作るお味噌汁

「出汁を取るのはめんどくさいなぁ」「ちょっとハードル高いなぁ」という方は、まずは『だしの素』や『茅乃舎』さんに助けてもらいましょう!
・生活の中に取り入れること
・自分が続けられる方法を見つけて選ぶこと
それが1番大事な発酵おうち朝ごはんのポイントだと思っています。

でも、本当はきちんといりこや昆布からとった出汁作りを私はお勧めしたいのです。「出汁の取り方」を知って、きちんとお味噌汁を飲む方が身体にも、心にも絶対にいいと思っています。


私は今日も昨日も一昨日も、気持ちよく朝起きて、ご飯とお味噌汁を飲んで、元気に会社へ通勤しています。そのパワーの源って、本当は私たちにとって一番身近な「発酵おうち朝ごはん」に隠れているんじゃないかなぁと思うのです。
まずはお味噌汁から始めてみませんか?

提供/吉岡春菜
「どんぐりと山猫」店主。徳島在住の24歳です。
仕事で忙しい20代女性の方に向けて 「台所の発酵おうちごはんから自分と家族、彼や未来の子供のための 昨日よりちょっと丁寧で豊かな生活をつくるお手伝いがしたい」
そんな料理レッスンを準備中です。暮らしの雑貨や道具も取り扱う予定。
インスタグラムやブログで日々の暮らしや朝ごはんをお届けしています。

(この記事はケノコトからの転載です)

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