はじめに

利益率の高い巻線機事業の巻き返し!

第2四半期決算の説明資料を読むと、同社の巻線機事業が前期比で大きく伸びていることが分かります。

画像:小田原エンジニアリング「2023年12月期 第2四半期決算説明資料」より引用

じつは巻線機事業は、構成部品である制御機器・電気部品等の長納期化が改善されず、また原材料価格高騰の影響などもあり、前年度は減収減益と冴えませんでした。2022年度通期の巻線機事業の営業利益は、987(百万円)、今期は、第2四半期の段階で①営業利益1,377(百万円)とすでに上回っています。

急回復の理由は、「xEV用を含めた車載用全自動モーター巻線システムを売り上げた」とあります。会社四季報夏号には「制御機器不足に早期発注・標準化で対応。」と記載されてますので、こちらも業績改善に寄与しているようです。

第1四半期決算発表以降、株価はきれいな上昇トレンドを描いています。車載向けの巻線機需要は今後も堅調と考えれば、まだ上昇は始まったばかりに見えます。

画像:TradingViewより

世界的なEV化の波に、日本企業を応援することで乗っかっるチャンスかもしれません。

※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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