はじめに

熱中症で支払われる民間保険にはどのような保険がある?

入院治療が必要な熱中症に備えるにはどのような保険が必要なのでしょうか?
一般的な医療保険では、熱中症に特化した特約はあまり見られませんが、入院すれば、入院費用は支払われますので、一般の医療保険に加入していれば十分 といえます。

入院日数が短期化している現在では、1日でも入院すると一時金が支払われる特約や、短期入院に備えて、1日の入院でも10日分の入院費用を支払う特約があります。
加入中の保険が短期入院に対応していないようでしたら、熱中症だけのためではなく、今後のために、短期入院に備えた医療保険に見直すことも必要 でしょう。

傷害保険の特約として「熱中症危険補償特約」という特約があります。
傷害保険はけがに備える保険なので、病気は対象外ですが、この特約をつけることで熱中症による入院や通院の保険金を支払うことができます。
傷害保険のひとつである、レクリエーション保険にもつけることが可能ですから、暑い時期に行われる催しには、付帯することをお勧めします。

一日から入れる熱中症保険は必要か?

スマホで簡単に加入できる熱中症保険があります。
炎天下で仕事やスポーツをする、部活や運動会で屋外の活動をするときに、その日だけ、安価で安心を買える保険です。

病院で点滴治療をした場合、1回につき1万円。入院治療をした場合、1回の入院につき3万円というように、お見舞金として保険金を支払う仕組みです。
期間限定型の場合、1人1日につき100円から、という手軽な保険料ですから、安心のために加入してもいいかもしれません。月額型もあり、月200円程度の保険料ですから、さらに割安です。

ただし、保険金支払いの回数に制限があるのが気になりますし、重症化した場合には、充分な治療費用にはなりません。すでに医療保険に加入している場合は保障が重複することになりますから、安いからといって、あえて加入する必要はないでしょう。

通院治療、入院治療があった時に保険金が1回のみ支払われるということは、長期にわたる入院や、集中治療室での管理料、後遺症が残ってしまった場合の手当てなどの備えにはならないということです。あくまでもお見舞金だということを覚えておきましょう。

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