はじめに
いよいよ、今年も冬のボーナスシーズンがやってきます。
ボーナスが出る人は、「いくらくらいかな」「何に使おうかな」と楽しみにしていることでしょう。では、みんなはどんなものに使う予定なのか、調査結果を見ながら解説していきます!
安定の貯金・預金に続いて、旅行や食品もアップ?
冬のボーナスが出る人は、もうそろそろですね!
この冬のボーナス、みんなはどのように使う予定なのか、調査結果を見ていきましょう!
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングによる「Pontaリサーチ」(2023年9月28日~9月30日)にて実施した「第59回Ponta消費意識調査」から、みんなの冬のボーナスの使い道をチェックします。
<今年の冬のボーナスの使い道(3つまでの複数回答)>
※「特にない」「支給されない・わからない」は除く。
1位…貯金・預金(34.5%)
★2019年から5年連続ダウン!
2位…旅行(宿泊を伴うもの)(6.7%)
★2020年から6.7~7.0%の間をいったりきたり
3位…食品(ふだん食べるもの)(5.5%)
★ここ4年ほど3位をキープ
4位…外食(食堂・レストラン、和・洋・中ほか専門店)(5.1%)
★昨年の4.5%から微増
5位…財形貯蓄(3.4%)
★昨年の6位からランクアップ!
6位…衣服(2.9%)
★昨年の5位からランクダウン!
7位…投資信託(2.3%)
★昨年の9位から大きくランクアップ!
7位…株式(2.3%)
★昨年の10位から大きくランクアップ!
9位…食品(お取り寄せなど、特別なもの)(1.7%)
★昨年の3.0%から微減
10位…旅行(日帰り)(1.7%)
みんなの冬のボーナスの使い道1位は「貯金・預金」で10年連続の1位でした。しかし、2019年から、その割合は連続でダウンしていて、この5年間で最も少ない割合です。物価高が続き、ここ最近は外出の機会が増えて、お金を使う金額が増えているのではと思われます。
さらに注目したいのが、「投資信託」や「株式」が大きくランクアップしたこと。2024年からいよいよ新NISAが始まるため、投資について勉強しはじめる人や、すでに投資経験がある場合は投資額を増やそうとしている人が多いのかもしれません。
ランクダウンした「衣服」については、筆者の日ごろの取材での感触としても、少々優先順位が下がっている人が多い印象です。物価高により食品や日用品にかかるお金が増え、また、自由に外出できるようになり、交際費やレジャー費にお金がかかるため、衣服までなかなかお金がまわらず、持っている衣服で上手に着こなしているのではと感じます。
ボーナスから「貯金・預金」の割合が減ったのは、20代と30代!
冬のボーナスの使い道で、「貯金・預金」が、1年前の調査から特に大きく減っている年代が、20代(前年46.5%→今年40.7%)と30代(前年48.0%→今年44.2%)でした。20代、30代は、他の上の世代と比べると収入がまだ少なく、物価高で家計が圧迫され、貯蓄にまわりにくくなっているのではと推察されます。
物価高はしばらく続くことが予想されますので、20~30代の方は、がんばって節約で乗り切るだけでなく、収入アップについても、ぜひしっかり考えたいところです。働く期間の長さを考えると、早いうちから収入アップを考えて行動する価値は大いにありますよ!